01-01.医師

病気の状態を正しく見極め、健康を回復するよう最善の治療を施す仕事

人の役に立つ仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 冷静な分析と判断ができる人
  • 優しさを持って人と向き合える人
  • 体力と精神力に自信がある人

1.医師の仕事とは?

医師の仕事は、患者を診察し、治療すること(診療)です。これは医師法により定められている行為で、医師だけに許されているものです。

具体的には、患者の容態・問診・検査データなどから病名と病状を確定する診断と、投薬や手術などにより病状を改善させる治療とが医師の仕事となります。実際の現場では看護師が点滴を注射したり、採血を行ったりすることが多いですが、これらは医師の指示による診療のサポートという形で行われるものとなります。

このように、患者と向き合い診療を行う医師を「臨床医」と呼びます。臨床医は、内科・小児科・整形外科など、その医師が専門とする分野(診療科)ごとに分かれて診療を行うことがほとんどです。しかし、個人で病院を経営する開業医の場合は、専門分野に絞らず複数の分野にまたがって診療を行うケースも多く見られます。

一方で、「研究医」と呼ばれる人たちもいます。研究医は大学や研究所などに在籍して、薬剤や治療法、生理的反応といった基礎研究を行う医師のことで、新しい医療技術の開発や新薬開発には欠かせない存在です。

さらに、医師に課せられた仕事として、教育があります。これまで経験し、蓄積してきた症例や技術、患者への対応などを若い次世代の医師へと引き継ぐことで、患者に合わせた医療の提供に貢献します。

2.医師の役割・資質とは?

医師に必要な資質の1つにコミュニケーション力があります。診察の基本となる問診は、単なる質疑応答だけでなく、何気ない会話から患者本人も気づいていない兆候を探り出し、診断に役立てるところに狙いがあります。また、患者とその家族に治療方針や投薬について説明するのも医師の大切な仕事です。患者のつらい気持ちに寄り添い、共感することも重要な役目の1つです。患者のことを第一に考え、相手の気持ちを理解することが大切です。相手を思いやれる優しさを持っていることが求められます。

また、医療分野は、日々新しい薬や治療法が開発され、確立しています。1人でも多くの患者の命を守るため、最善の治療を施すためには、最新の知識・技術を身につけていく必要があります。加えて、医師の生活は多忙を極めます。日々の体調と精神面での自己管理がとても重要であると共に、常に自分をブラッシュアップしようとする知識欲と向上心を持つことが大切です。

3.医師になるためには?

医師になるためには、医師法の定める医師国家試験を受け、合格する必要があります。受験資格は、6年制の医学部医学科を卒業(もしくは卒業見込み)した者・外国の医学校を卒業し、厚生労働大臣が適当と認めた者・医師国家試験予備試験に合格し、1年以上臨床研修を経ている者などです。

試験内容は基礎医学・臨床医学・社会医学など医学全般にわたり、基礎的な問題から臨床的な問題まで出題されます。また、科目ごとに分かれているわけではなく、全体的・総合的な知識と経験が問われる内容にもなっています。

試験合格後は、研修医として病院に勤務することになります。研修期間は、前期2年と後期3~5年に分かれています。前期は一定期間ごとに様々な診療科を回り、実地で各科について幅広く学びます。その間に専門としたい診療科を決め、後期の研修へ移行します。後期の研修では、選択した診療科で指導医につき、様々な臨床例を深く学びます。

POINT

  • 病気で苦しむ人たちを助ける 仕事
  • 患者と向き合う臨床医の他、 研究医などの分野もある
  • 医学部卒業後、研修医を経て 独り立ちする

関連情報

医師国家試験の施行について(厚生労働省)HP

医師国家試験の実施要項や受験資格、手続方法などの情報を掲載

合格率:89.8%(第107 回・2013 年)

オススメの1冊

『神様のカルテ』

(夏川草介著/小学館)

信州で地方病院に勤務する主人公が大病院と地元の患者との狭間で葛藤するベストセラー小説

実際に医師の仕事に触れ、「やってみたい!」という熱意を持ち続けることが大事

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