02-03.大学教授

人を育てる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 研究者の仕事にとても興味がある人
  • 好奇心や探究心が旺盛な人
  • 1つのことをやり続けられる人

1.大学教授の仕事とは?

自分の専門分野の研究を通じて、新たな知識の開拓に貢献すると共に、研究者の育成も行う仕事です。

大学教授は大学に籍をおく研究者であり、大学教授の第一の仕事は研究です。文系の学問分野と理系の学問分野では研究方法に多少の違いがあります。文系の学問分野では文献研究や社会調査研究がおもな研究方法です。例えば、文学の教授は、自分が専門的に研究対象としている作家や作品群に関する古い文献を掘り起こし、作家や作品に関する新しい事実の発見や新たな解釈の提示を行います。歴史学の教授なら、古文書を読み解いて新たな史実を究明したり、新しい歴史解釈を示します。社会学の研究者は、人々の行動の理由を解き明かすために大規模なアンケート調査などを行います。

一方、理系の学問分野では実験がおもな研究方法です。例えば、工学分野の教授の中には、人間の脳波で動く機械を開発するために人体の電気信号と機械をつなぐ実験に取り組んでいる研究者がいます。医学の教授には、様々な実験により病気の発生のメカニズムを研究している研究者がいます。

いずれの学問分野にせよ、研究で新しい事実や解釈を提示し、その成果を論文にまとめて学会や学術誌で発表することが大学教授の研究者としての仕事です。

一方で、研究者の育成も大学教授の大切な仕事です。研究室に所属する大学院生に対して研究の方法論などの指導を行い、次世代のすぐれた研究者を育てます。

また、近年では「教育者」としての仕事も重視されています。大学の授業を通して自分の研究分野の知識をわかりやすく大学生に教え、学生の知力と教養レベルを高めます。

2.大学教授の役割・資質とは?

大学教授の役割は、この世界の真実を探求・発見して人々に伝え、文化と科学技術の発展に貢献することです。例えば経済学の教授なら、現在の経済システムを分析することでより平等な社会モデルを提示できるかもしれません。農学の教授なら、野菜の成長のメカニズムを突き止め、食糧危機を解決できるような人工栽培システムを構築できるかもしれません。このように、大学教授は自分の専門分野の研究成果を発表し、より良い社会の構築と人類の発展に貢献するという使命を負っています。国民の教育レベルが国の技術力や経済力を左右します。大学・大学院での教育を通じて日本の国力を支える人材を育てることも大学教授の重要な役割です。

3.大学教授になるためには?

大学の教授会や文部科学省の承認を得れば誰でも大学教授になれますが、大学院で博士号を取得して、大学や大学院の講師や助教・准教授を経て教授になるのが一般的です。

博士号を取得するためには、まず大学を卒業して大学院修士課程へ進学し、修士号を取得します。続いて大学院博士課程へ進学し、博士論文を書き、所属している大学の教授会で博士論文とそれまでの研究実績が認められれば、博士号が与えられます(大学によって異なります)。その後、大学の教授会で認められ大学や大学院の講師となり、研究に加えて大学生や大学院生の教育にも携わります。講師の仕事をしながら、研究成果を論文にまとめて発表を続け、研究実績と論文が認められると、助教・准教授・教授へと昇格できます。

大学教授に必要な資質は、常識を疑い、探究する好奇心です。高校生のうちから疑問を持ち、探究する心構えを持ちましょう。大学院へ進むと、文系・理系問わず膨大な量の文献・論文を読むので、文章の読解力を磨きましょう。また、論文は英語で読み書きすることもあるので、英語力も必須です。

POINT

  • 大学に籍をおき、研究に従事 する
  • 研究者の育成と大学生の教育 も重要な役割
  • 大学院修士課程・博士課程へ と進む

関連情報

●大学教授になる方法

大学教授になる方法、大学教授の待遇な どが詳細にまとめられているサイト

オススメの1冊

『大学教授という仕事 増補新版』

(杉原厚吉著/水曜社)

研究の仕事・教育の仕事・管理運営の 仕事など、外側からは見えない大学教授 の仕事を明快に解説

大学や研究科などにより異なる が、大学院在籍中は学費だけで年間 100万円前後が必要となる

人を育てる仕事がしたい一覧に戻る

PAGETOP