03-01.国家公務員

社会のあらゆる側面に関わり、国を運営していく仕事

社会の仕組み・秩序に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 国を思う情熱のある人
  • 知的好奇心が旺盛な人
  • 慎重に物事を進められる人

1.国家公務員の仕事とは?

国家公務員とは、各省庁などに所属して行政の運営に携わる職員のことです。

国家公務員の仕事は実に様々で、財務省や国土交通省、文部科学省などの中央省庁で働いている人はもちろん、航空管制官や皇室・皇宮の護衛官、刑務官、海上保安庁の職員や自衛隊員なども国家公務員です。どの仕事も、行政サービスの実施と運営という点で共通しています。

厚生労働省を例に見てみましょう。厚生労働省の仕事は、少子高齢化対策や社会福祉事業の運営・改善、雇用保険や労働基準の監督など、法律で担当する範囲が決められています。職員は、その法律及び関連する政策に従って仕事をします。具体的には各自治体への法令の周知徹底にはじまり、実務手順の確立や作業計画の構築・指示、一定期間ごとの確認、検証、修正指示などを行います。また、国土交通省や経済産業省などのように、比較的民間企業と連携することの多い省庁では、民間企業との交渉や調整を行う仕事もあります。

省庁に関連する機関で働く人も多くいます。厚生労働省であれば、企業が労働基準法に則した経営をしているかを監督する労働基準監督署、空港や港湾施設で密貿易や違法取引の取り締まりを行う各地の厚生局などがあります。

このように国家公務員の仕事は社会全体に及んでいます。仕事内容などをよく調べ、希望先を厳選しておきましょう。

2.国家公務員の役割・資質とは?

配属される省庁や担当分野によらず、国家公務員には正確さが要求されます。書類1枚でも誤った情報を記載し、それが公表されてしまえば、それは国の発表として扱われ、信頼に足る公的な情報として認識されてしまいます。仕事の忙しさに惑わされることなく、冷静に、正確に仕事を遂行することが大切です。集中力や慎重さが欠かせません。

また、配属先によっては専門知識を持ったスペシャリストよりも、幅広い知識を持ったゼネラリストが求められます。ジャンルや好き嫌いを問わず好奇心を持ち、知識を貪欲に吸収できる能力も必要です。

国家公務員には、「より良い国、より良い社会にしたい」という理想を持って働くことが期待されています。その理想に向けて、一歩ずつコツコツと積み重ねていける努力家であることも大切な要素でしょう

3.国家公務員になるためには?

国家公務員になるためには、人事院が実施する国家公務員採用試験を受験し、合格しなければなりません。

国家公務員採用試験は、2012年度から新しい制度に移行しています。旧来から最も大きく変わった点は、Ⅰ種・Ⅱ種・Ⅲ種の分類がなくなり、総合職試験と一般職試験に再編成されたことと、新たに法務や財務、食品衛生などの専門職試験が設けられたことです。

一般職は、高校卒業と大学卒業者以上が対象で、的確な事務処理に関わる能力が問われます。総合職は大学卒業者及び大学院修了者が対象で、政策の企画立案に関する能力が問われます。専門職は特定の行政分野に関する専門知識が必要で、官職ごとに受験資格が変わってきます。

試験は一次試験の合格者が二次試験に進み、二次試験の合格者が希望する省庁を訪問(官庁訪問と呼ばれる)して面接などに臨みます。一般職試験受験者の場合は、二次試験と前後して官庁訪問が許可され、面接などの試験に合格することで国家公務員の職に就くことができます。各職種の詳細な採用要件については事前に確認しておきましょう。

POINT

  • 憲法や法律で定められた範囲 で様々な政策を運営していく
  • 省庁や配属先により仕事内容 が大きく異なる
  • 総合職の場合は試験合格後、希 望省庁を訪問して面接に臨む

関連情報

●国家公務員試験採用情報NAVI(人事院)HP
職員からのメッセージや試験・採用情報などを掲載している

オススメの1冊

『公務員試験 公務員の仕事入門ブック』

(受験ジャーナル編集部編集/実務教育 出版)

国家公務員と地方公務員の仕事の種類 や内容を紹介する年度版のガイドブッ ク。仕事現場のルポも必読の1冊

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