03-04.都道府県職員

社会の仕組み・秩序に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 地域と地域住民のために働きたい人
  • 専門分野を活かしたい人
  • 大きな枠組みで視野が持てる人

1.都道府県職員の仕事とは?

都道府県の役所や公的機関で働く公務員です。住民が快適に暮らせるように、住民の台帳や税金を管理したり、建物や公園を造ったり、地域の法律である条令を制定したりします。

具体的には次のような仕事に分かれます。

一般行政の仕事では、住民票や戸籍の管理・予算や税金の管理・経理・国や市町村との連絡調整などを担当します。

社会福祉の担当職員は、子ども・高齢者・体の不自由な人などへの支援に関わる仕事をします。

土木担当の職員は、道路や河川・排水施設などの整備を行います。

建築担当の職員は、建物を建てるときの申請の審査や、建物が完成したときの検査・住宅の整備などを行います。

機械担当の職員は、住民が建物を安全に利用できるように、建築物の機械設備の設計や工事・保全などを担当します。

また、電気設備を管理する専門の職員や、公害の監視・環境衛生に関わる化学担当の職員もいます。

農学分野の職員は、地域の農業の振興のために、地域の気候・立地条件に適した作物の試験研究の支援や、農業施策の企画立案・農業従事者の育成などを行います。

この他、地域によっては畜産・林業・水産分野の仕事もあります。

2.都道府県職員の役割・資質とは?

都道府県職員の役割はおもに2つありますが、1つは住民が安心して快適に暮らせるように街づくりを進めることです。そのために、一般行政・土木・建築・環境衛生などの専門分野に分かれて仕事をしています。もう1つは、地域の経済が発展するように、地域の工業や商業・農業・畜産業・林業・水産業を支援して盛り上げていくことも、都道府県職員の役割です。

地域住民の暮らしをより良くするという点は、市区町村職員の仕事と共通していますが、都道府県の役割と市区町村の役割には、違いがあります。市区町村の役割が、国が作った法律や制度を住民に対して直接運営することであるのに対して、都道府県の役割は、市区町村の運営活動のサポートや、国と市区町村間の調整です。都道府県の職員には、より大きな枠組みの中で仕事をすることが求められるでしょう。

「広い視野を持って地域の住民のために働きたい」という気持ちのある人が、都道府県職員に向いているといえるでしょう。また、様々な利害関係の中で地域の将来にとって最善と考えられる政策を進めていくことが求められます。あらゆる分野での調整能力の高さが必要です。

3.都道府県職員になるためには?

都道府県職員は地方公務員ですので、各都道府県の職員採用試験に合格する必要があります。

試験は都道府県によって名称は異なりますが、「大学卒業程度」「短大卒業程度」「高校卒業程度」に分かれており、事務職や技術職は「大学卒業程度」の試験合格者から選ばれることが多いです。「大学卒業程度」の試験は、一般行政・社会福祉・土木・建築・農業などの分野に細かく分かれています。多くの場合、大学の文系の学部で学んだ人は一般行政や社会福祉などの試験区分で受験し、理系の学部で学んだ人は専門性を活かして建築や機械といった技術系の試験区分で受験します。合格後は、受験時の試験区分に従って庁舎などに配属されます。

試験には教養試験・専門試験・論文試験・面接試験があり、教養試験では幅広い知識が問われます。高校生のうちから教科・分野の得手・不得手をなくしておくとよいでしょう。

POINT

  • 教養試験に備えて得手・不得 手をなくそう
  • 地域と地域住民を支える仕事
  • 事務の他に建築、機械、農学 などで専門知識を活かせる

関連情報

●各都道府県のホームページ

自分が働きたい都道府県のホームペー ジの「採用」のページを見てみよう。募 集している職種が掲載されている。仕事 の中身や先輩の声を掲載している都道 府県もある

オススメの1冊

『地方公務員をめざす本』

(成美堂出版編集部編/成美堂出版)

都道府県職員をはじめとする地方公務 員の仕事の中身や試験の内容などを幅 広く紹介している

忙しさは職種によるが、公務員の数 は減少傾向で、1人当たりの仕事量 が増え、忙しくなっているようだ

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