03-13.税関職員

社会の仕組み・秩序に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 空港や港湾で働きたい人
  • 輸出入の現場で安全維持に貢献したい人
  • 日々の仕事で外国語を使いたい人

1.税関職員の仕事とは?

税関職員の仕事は、空港や港湾で違法な物品が出入りしないように監視し、輸入する物品に対して法律で定められたとおりに税金をかけることです。輸入された物品を倉庫に一時保管し、違法な物品や物質が混入していないかを点検する業務もあります。

私たちが海外旅行から帰ってきたときに、空港で手荷物検査を行っている人たちが税関職員です。税関職員は、飛行機や船の乗務員の手荷物も検査しています。また、港で不認可の船が入港しないように監視している税関職員もいます。日本は外国と活発に貿易を行っているため、食品や機械など様々な物品が、空港や港を通じて毎日出入りしています。また、日本人が外国から帰ってきたり、外国人が日本を訪れたりする中でも様々な物品が非公式に海外から日本に持ち込まれます。

海外から日本国内に輸入してはいけない物品や、個人的に持ち込んではいけない物品が、法律で定められています。例えば、違法に製造された模倣品や、拳銃、違法薬物、絶滅危惧種の動植物などです。また、輸入したり持ち込んだりする際に税金がかかる物品についても、法律で定められています。これは、外国の安価な物品が自由に日本へ流入すると、国内で作られる製品や農産物が売れなくなってしまうなどの理由があるからです。

このように、違法な物品の出入りを取り締まることがおもな業務ですが、税関での手続を迅速に行うことで円滑な貿易に貢献しているという側面もあるのです。

2.税関職員の役割・資質とは?

税関職員の役割の1つは、違法な薬物や拳銃などが国内に出回らないように、社会の安全と安心をおびやかす物品の流入を阻止することです。近年ではテロ行為の防止としての役割も大きくなっています。日本は世界でも比較的治安の良い国として知られていますが、こうした背景には税関職員が大きく貢献しているのです。また、輸入品に適正に関税をかけることにより、国の税収を安定させることも役割の1つです。税関で輸入品にかける関税の金額は年間5兆円にものぼり、国税収入の約1割を占めています。

このように、税関職員のおもな役割は、物品が違法に国内に持ち込まれないように監視することです。そのような現場に遭遇することは頻繁にあるわけではありませんが、それでも常に注意を怠らず、緊張感を保って仕事にあたることが求められます。

3.税関職員になるためには?

税関職員は国家公務員ですから、国家公務員採用試験に合格する必要があります。

公務員試験では幅広い知識が問われるため、不得手な教科をなくしておくとよいでしょう。

また、税関職員には海外勤務の機会もあるため、語学力が必須です。高校生のうちから英語に力を入れましょう。大学入学後は、英語だけでなく中国語やロシア語、韓国語など他言語も勉強しましょう。

税関職員になると、違法な物や異常事態を察知する鋭敏な感覚が重要となります。学生のうちから様々な人と関わり、感性を磨きましょう。

採用に文系・理系は問われません。大学では自分が勉強したいことを勉強しましょう。税関職員になってからの配属先によっては、大学で身につけた専門性を活かすことができます。

POINT

  • 空港や港湾で物品の出入りを 監視する
  • 異常事態を察知する能力を磨 く
  • 多言語を扱える能力が必要

関連情報

●採用案内(税関)

税関の仕組みや役割などの概要をはじ め、業務説明会などの日程情報、職員か らのメッセージなどを掲載している

オススメの1冊

なるにはBOOKS『空港で働く』

(松井大助著/ぺりかん社)

空港で働く仕事を紹介している本。空港 の税関職員の仕事についても解説して いる

税関職員には、非常時に限り拳銃の 携帯と使用が認められている

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