04-02.公認会計士

お金にまつわる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 企業経営に関心のある人
  • 数字に強い人
  • 正義感と責任感の強い人

1.公認会計士の仕事とは?

企業の「監査」が公認会計士のおもな仕事です。

それぞれの企業のまわりには取引先・銀行・株主などの利害関係者がいます。利害関係者は、企業の業績によって利益を得たり、損失を被ったりするため、企業の財務状況について正確な情報を知る必要があります。その際、企業の財務状況がどのような実態なのかを第三者の立場から公正に判定する仕事を「監査」といい、監査の仕事を行うのが公認会計士です。監査は法律で公認会計士だけに許可されている仕事です。

企業の財務状況を記した文書を財務諸表といいます。公認会計士は財務諸表が正しく作成されているかを企業から独立した立場で監査します。また、監査の他にも、財務の専門知識を用いて、企業経営に関してアドバイスするコンサルティングを行うこともあります。
公認会計士事務所や監査法人がおもな職場です。また、実力をつけて独立する人もいます。

 

2.公認会計士の役割・資質とは?

業績悪化を隠すために、企業が財務諸表に嘘を書く可能性もあります。もし財務諸表に嘘があったら、取引先や銀行・株主などの利害関係者が損失を被る危険性があります。そのため、公認会計士が第三者の立場から監査を行うことが重要になります。

企業の存続と発展には利害関係者からの信用が欠かせません。公認会計士は、企業が財務状況や業績を正しく公表していることを監査で証明することにより、企業の信用を支えています。また、公認会計士の監査によって企業のまわりの利害関係者も安心して取引を行うことができるのです。

監査では財務の数字が記された膨大な資料をチェックするため、企業経営への強い関心や、数字を正確に取り扱う能力が必要です。また、企業の経営者や財務担当者などとのやり取りもあるため、コミュニケーション能力も求められます。

3.公認会計士になるためには?

公認会計士は国家資格です。弁護士や医師と並び、三大国家資格の1つとして数えられることもあります。

公認会計士の国家試験では、受験資格に制限はありません。最年少では 16 歳で合格した人もいます。とはいえ、大学 に入学してから公認会計士試験の勉強を始めるのが一般的です。また、一度社会に出てから公認会計士を目指して勉強を始める人もいます。公認会計士事務所で働いて経験を積みながら合格を目指す人もいます。

公認会計士の国家試験には、基礎知識を問う短答式試験と、専門知識を問う論文式試験があります。短答式試験の合格者だけが、論文式試験を受けることができます。

論文式試験に合格後は、公認会計士事務所や監査法人で2年以上監査業務の補助を経験します。また、所定のカリキュラムに従って実務補習を受けたあと、公認会計士協会が実施する修了考査に合格しなければなりません。

実務補習と修了考査を経ると公認会計士として登録され、公認会計士事務所や監査法人で監査業務などを行えるようになります。

公認会計士は数字を扱う仕事ですから、高校生のうちから数学の勉強に積極的に取り組みましょう。国家試験の受験や就職に際し、大学の出身学部は問われませんが、商学部や経営学部で学ぶ会計の知識は役に立つでしょう。また、企業業績や経済情勢に関するニュースに関心を向けておくとよいでしょう。

POINT

  • 企業の財務状況を監査する
  • 大学の経営学部に進学すると 有利
  • 国家試験合格後に実務補習と 修了考査がある

関連情報

●日本公認会計士協会 HP 公認会計士の仕事内容や試験制度など について掲載している ●合格率(論文式試験):7.5%(2012年)

オススメの1冊

なるにはBOOKS『公認会計士になるに は』(江川裕子著/ぺりかん社) 公認会計士の仕事や役割を紹介し、その 魅力に迫る。あわせて公認会計士になる ための道についても紹介している

公認会計士試験は年齢に関係なく チャレンジできる。大学在学中に合 格し、資格を取得する人もいる

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