04-06.証券会社社員

お金にまつわる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 数学が得意な人
  • 世の中のお金の動きに興味がある人
  • 金融や経済に興味がある人

1.証券会社社員の仕事とは?

証券会社とは、人々が株式や債券などの有価証券を市場(マーケット)で売買するときの窓口になっている会社です。証券会社の社員は、株式の専門家として顧客にかわって有価証券の売買に携わります。

証券会社社員の仕事の中で、一番大きなものはブローカー業務と呼ばれる株式売買の仲介業務です。ブローカー業務とは、投資家である顧客から「株式を買いたい」または「売りたい」という注文を受け、顧客のかわりに証券取引所に注文を入れて取引を成立させる仕事です。

一方、顧客の売買を仲介するのではなく、証券会社のお金を使って社員が株式を売買する仕事もあります。これをディーラー業務といいます。株式を発行している企業のかわりに、株式を買ってもらえる取引先を探す業務もあります。また、企業から株式を買い取って人々に広く売る仕事もあります。これをアンダーライティング業務といいます。企業から株式を預かって売る仕事はセリング業務といいます。

2.証券会社社員の役割・資質とは?

株式とは、企業が資金を集めるための仕組みです。企業(株式会社)は株式を発行して得たお金を事業の拡大や発展のために使います。企業の株式を買った人(株主)は、企業が得た利益から分け前(配当)をもらうことができます。企業の株式を買う人々のことを投資家といいます。

株式会社は、多くの投資家に株式を買ってもらうことで資金を調達し、事業を拡大します。また、株式会社が事業を拡大することで、経済活動が促進されます。

世の中にはたくさんの株式会社があり、各社の株式の株価は常に変動しているため、投資家は株価の変動に合わせて株式を売買しようとします。株式会社と投資家との間に入って、株式の取引がスムーズに行われるようにサポートすることが証券会社社員の役割です。

証券会社の社員は、企業の株式発行による円滑な資金調達を支援し、また、株式や債券・投資信託の知識を使って投資家による企業への効率的な投資をサポートしているのです。

3.証券会社社員になるためには?

証券会社の採用のほとんどは、大学卒業者が対象です。大学では金融や経済について学べる経済学部や商学部、経営学部に進学すると有利です。株式市場の分析では数学や統計学を用います。高校生のうちから数学の勉強に力を入れておきましょう。また、大学で統計学の授業を受けるとよいでしょう。

経済のグローバル化が急速に進む現在、海外の企業の情報を調べる機会がますます増えていきます。外国語の能力も必要です。英語の勉強にも力を入れておきましょう。外資系の証券会社に入社した場合は、社内の日常会話も英語です。普段から、ニュースや新聞の株式市場の情報に関心を向けておきましょう。株式市場が世の中に与えている影響が次第にわかってくれば、株式を身近に感じることができます。

最近では、インターネット上で証券取引ができるシステムが広く普及しています。自宅のパソコンから比較的手軽に様々な取引を行うことができるようになり、証券取引市場は以前よりぐっと身近になりました。インターネット上での証券取引を専門に扱うネット証券会社も登場し、証券取引市場の変化と共に証券会社も多様化してきました。個人向けの金融商品も数多く出ており、様々な工夫や特色が見られます。証券業界のネット化の動きは今後も続くでしょう。経済や金融の基礎的な学びに加え、証券業界の変化についても追っていくとよいでしょう。

POINT

  • 有価証券の売買に携わる
  • 大学の経済学部や商学部に進 むと有利
  • 大学では金融・統計学・英語 の勉強に力を入れよう

関連情報

●日本証券業協会 HP 経済・金融・証券業の世界がわかる。学 生向けの教材も掲載している

オススメの1冊

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証券会社にはM&A(企業の買収や 合併)に関わる仕事もある。ただし、 専門知識や英語力が必須となる

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