05-01.外交官

国と国、国と人とをつなぎ、多面的なコミュニケーションを図る仕事

世界で活躍できる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 外国との関係について興味がある人
  • 語学力に自信がある人
  • 論理的に物事を考えるのが好きな人

1.外交官の仕事とは?

外交官とは、自国を代表して世界の平和・安全、自国と外国の関係維持・発展などに取り組む仕事をする人のことです。

最もイメージしやすいのは、各国の大使館に駐在する外交官です。自国を代表して相手国政府の関係者と交渉したり、政治や経済などの情報を収集したり、現地の人々が自国に親しみを持ってもらえるよう広報活動に携わったりします。また、その国に滞在している自国民が安全に行動できるように支援するのも大事な仕事の1つです。

もちろん、外交官の仕事はこれだけではありません。国連・サミット(先進国首脳会議)・G20(財務相・中央銀行総裁会議)といった国際会議の中で具体的な政策を練り、各国と交渉する役割を担います。具体的な資金や技術などで外国を援助するODA(政府開発援助)や環境問題を検討する国際的な枠組みの中での活動や、各種条約や規約など、二国間・多国間で結ばれる決まりごとの条文作成にも外交官は携わっています。

このように、外交官の仕事は多岐にわたっており、仕事を行いながら様々な経験ができることが特徴です。法律・経済・文化・環境・観光など、各部署の人がそれぞれ専門分野を持って仕事を進め、外国との関係を強化すると共に、自国民が海外でも安全かつ合法的に活動できるよう、日々取り組んでいるのです。

2.外交官の役割・資質とは?

まず何よりも外交官は、自国の「顔」として働くのだということをよく知っておいてください。そのため、自国の政治・経済・文化などに関する知識を深めておくことが基本です。また、仕事の相手先として必ず外国があるため、相手国の言語はもちろん、文化・習慣を学ぶことも重要です。担当する仕事によっては、相手国の政治・経済などの状況を把握し、法律に関する知識が求められるケースもあります。仕事内容に合わせて臨機応変に学ぶ力、何に対しても興味が湧き、疑問を持てる旺盛な好奇心が必要な仕事といえるでしょう。また、自国の進む道やあるべき姿を形づくるうえで大きな役割を担う仕事ですから、広い視野や公平な価値観も欠かせません。

さらに、交渉力やプレゼンテーション力を含めた広い意味でのコミュニケーション能力も必要です。特に外国語で交渉を進める場合、細かな意味あいを的確に伝えることは至難の業です。理論的に考え、理性を保って話を進められることが求められます。言語に堪能であるだけでなく、会話を論理的に進められ、相手の立場も考えられることも大切です。

3.外交官になるためには?

外交官になるためには、国家公務員採用試験に合格しなければなりません。この試験では、学歴や志望によって一般職・総合職・専門職と試験の種類が異なります。また、生年による制限もあるので、人事院ホームページや受験案内などで、きちんと情報を集めるとよいでしょう。

外務省だからといって、語学、例えば英語に関して堪能である必要はありません。入省後には海外留学をはじめ、様々な研修の機会を設けていますので、その中で言語や各国の関連知識などを習得することも可能です。また、ロシア語や中国語など、様々な語学の専門家になる場合もあります。必ずしも英語だけを使うわけではないという点を認識しておきましょう。

何よりも大切なのは、自分にとって新しい言語でも率先して学ぼうとする意思、未知の国や地域で働いてみたいという熱意でしょう。

POINT

  • 自国の代表として相手国との様々な交渉や取り決めに関わる
  • 交渉力と言語運用能力が大切
  • 必ずしも英語だけを使うわけではない

関連情報

●国家公務員採用情報(人事院)国家公務員試験についての情報を掲載●小中高生の外務省訪問(外務省)外務省に訪問して、職員に直接質問できるイベントの案内を掲載(予約制)

オススメの1冊

外交専門誌『外交』(奇数月末発行/外務省)注目すべき外交問題・各界著名人・国会議員の執筆・インタビュー記事などで構成される外務省発行の専門誌

外交官の採用当初の初任給は約23万円である(2012年4月現在)

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