06-04.警察犬訓練士

自然・動植物に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 犯罪捜査や警備に関わりたい人
  • 犯罪捜査や警備に関わりたい人
  • 犬が好きな人

1.警察犬訓練士の仕事とは?

警察犬訓練士の仕事は、警察犬の候補の犬に必要とされる能力を訓練することです。警察犬は、犯罪捜査や警備で活躍する犬です。警察犬の仕事はおもに3つあり、におい(臭気)を手がかりに事件の犯人や被害者の足跡をたどる足跡追及の仕事、遺留品についていたにおいによって被疑者を突き止める仕事、においで爆発物を発見したり、不審者に吠えたり跳びかかったりする警備の仕事に分けられます。

警察犬は現在、シェパード、エアデール・テリア、ドーベルマン、コリー、ボクサー、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバーの7種から選ばれています。

警察犬訓練士の1日は、次のようなものです。朝起きると、まず犬舎へ行き、下痢や嘔吐などの異常がないかを確認し、犬に排便をさせ、体調を判断します。犬舎を掃除し、エサをやり終えると、その日の訓練が始まります。

訓練を始めたばかりの犬に対しては、まず人間との主従関係をしつける服従訓練を行います。服従訓練が済むと、犯人襲撃などの警戒・臭気選別・足跡追及の能力を訓練します。

犬に対しては、人間に対して行うような集団教育ができないため、1人の訓練士が1頭の犬と向き合い、犬の性格を見極めて意欲を引き出しながら、必要とされる能力を身につけさせていきます。警察犬

訓練士は警察犬の訓練の他に、一般の犬を対象にした仕事も行っています。スクールなどでしつけを行うしつけ教室や、訓練士が依頼者の自宅を訪れて訓練をする出張訓練、依頼者の犬を一定期間訓練所に預かってしつけをする預託訓練などです。

2.警察犬訓練士の役割・資質とは?

警察犬は鋭敏な嗅覚を活かし、犯罪捜査や警備で人間にはできない仕事を成し遂げます。しかし、犬は最初から警察犬としての一人前の仕事ができるわけではありません。

においを嗅ぎ分けて足跡をたどったり、人間に知らせるべき危険物を発見したりするためには、高い集中力と強い忠誠心が必要です。最初はにおいを嗅ぎ分けられず集中力もない犬を、うまくできたときには心の底からほめて、根気よく育成していかなければなりません。警察犬訓練士の気迫と根気がすぐれた警察犬を育て、犯罪捜査や警備で活躍して私たちの安全な暮らしの一端を支えているのです

ただし、民間の嘱託犬訓練士の中には、数年間に及ぶ見習い生活を経て訓練士となっている人もいます。単に犬が

3.警察犬訓練士になるためには?

警察犬には、「直轄犬」と「嘱託犬」の2種類がいます。直轄犬は、警察官が訓練し、警察が所有している警察犬です。一方で嘱託犬は、民間の警察犬訓練所が訓練し、警察の要請に応じて出動している警察犬です。

直轄犬の訓練士になるためには、都道府県の警察官採用試験に合格し、鑑識課などの警察犬を扱う部署へ配属される必要があります。

一方で嘱託犬の訓練士になるためには、民間の警察犬訓練所に入所し、見習い訓練士として3~6年ほどの修業を経て、日本警察犬協会の公認訓練士資格を得るか、警察犬訓練士養成学校を卒業し、ジャパンケネルクラブなどの公認訓練士資格を取得する必要があります。その後、訓練した犬と共に警察の審査を受け、合格して初めて、嘱託犬とその訓練士として出動要請を受けられるようになります

POINT

  • 直轄犬訓練士は警察官の地位
  • 嘱託犬訓練士になるためには、訓練所での見習いか訓練士養成学校を経て資格を得る
  • 家庭犬のしつけなどにも携わる

関連情報

●日本警察犬協会HP警察犬訓練士の試験制度、資格制度などについて解説している。協会では、警察犬の競技会なども開催している

オススメの1冊

『きな子~見習い警察犬の物語~』(水稀しま著/小学館ジュニアシネマ文庫)同名映画のノベライズ本。香川県に実在する警察犬「きな子」と訓練士の感動の成長物語

嘱託犬訓練士は、警察出動の他、家庭犬のしつけ料や競技会の賞金などがないと生計を立てにくい

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