06-47.気象予報士

膨大な観測データから天候を予測し、わかりやすく公開する仕

自然・動植物に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 天気や自然現象に興味がある人
  • 分析力のある人
  • 人に物を伝えるのが好きな人

1.気象予報士の仕事とは?

気象予報士とは、様々な気象観測データをもとに天候を予測し、公開する資格を持った人のことです。

最もなじみ深いのは、テレビやラジオなどで天気予報を行う気象キャスターですが、気象庁や民間の気象会社などに所属して予報を出す人もいます。

気象予報士が天気予報を出す際、参考にするデータには多くの種類があります。ベースとなるのは天気図です。天気図は気象観測衛星や全国の各観測地点から送られてきたデータをもとに、気象庁のスーパーコンピュータによって描かれます。上空数千メートルの高層天気図も大気の様子を立体的に把握するために役立てられます。その他、自動観測機器から送られてくる全国の気温・降水量・風向き・風速・日照時間などのデータや気象観測用カメラに映し出される現地の状況を観察し、参考にして、数時間後から数日間の天候を予測します。最近では、気候や風向きなどの気象条件から予測される花粉の飛散予測や大気中の有害物質による様々な汚染に関する予報も注目を集めています。

2.気象予報士の役割・資質とは?

第一に予報が正確であることが大切です。これは私たちの生活や経済にも大きく影響します。スーパーやデパートなどでは民間の気象会社が出す天気予報を参考に生鮮食品や衣類の仕入れ量・展示方法などを決めており、気温が1℃違うだけで経済効果が大きく変わるといわれます。また、農業や漁業への影響は特に深刻で、農作物の収穫に深く関わるだけでなく、漁業では海が荒れると遭難の恐れにもつながるので、より正確な予報が求められます。

予報を立てるには膨大なデータを扱うため、データの分析力に長け、物事の全体像を見渡すことができ、あらゆる可能性を考えられる能力が必要です。

台風や暴風などによる災害が予想される際には、備えや避難の目安をわかりやすく説明し、世の中に広く注意を促すことも重要です。相手へ正確に情報を伝えられる会話力や、わかりやすい原稿を書ける人であれば、気象キャスターを目指すのもよいでしょう。

3.気象予報士になるためには?

気象予報士は、気象業務法に定められた国家資格ですこの資格を持つことにより、初めて公的に天気予報を発表することができます

受験資格に年齢や学歴は関係なく、すぐにでも挑戦することが可能です。もちろん、就職後の取得も十分可能ですが、気象庁や気象会社といった就職希望先がしっかり決まっているのであれば、学生のうちに資格を取得しておきましょう。

気象学というジャンルは、高校の科目にはありません。最も近いのは地学で、そのあとに物理と化学が続きます。これらを学んでおくと資格取得に役立つでしょう。また、資格試験には実技があり、天気図の読み方・分析力・要点を簡潔にまとめる文章力が問われます。

資格取得を目指す場合は、書店で販売されている資格に関する専門書などを使って独学で学ぶことも可能ですが、通信講座などを利用すると体系的に理解しやすいでしょう。通信講座には色々な種類があるため、資料を取り寄せて自分の生活リズムに合わせやすいものを選びましょう。

資格取得後、民間の気象会社を目指す場合はその会社の就職試験を受けます。気象庁を目指す場合は国家公務員試験を受験します。気象キャスターの場合は、不定期に行われる各番組のオーディションに応募し、合格する必要があります。

POINT

  • 多数のデータを分析して天候を予測・公開する
  • 気象予報は生活の様々な場面と密接に関連する
  • いつでも資格取得を目指せる

関連情報

●気象業務支援センターHP気象予報士試験の試験概要や資料の入手方法、過去の試験問題などを掲載●合格率:4.0%(2013年1月実施分)

オススメの1冊

『気象キャスターになりたい人へ伝えたいこと』(井田寛子著/成山堂書店)現役気象キャスターが気象予報士へのハウツーをわかりやすく解説。気象の話はもちろん、体験談・豆知識など盛りだくさん

気象予報のみならず、防災の観点からも必要とされる職種が気象予報士である

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