07-02.栄養士・管理栄養士

食に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 食べ物や栄養に興味のある人
  • 伝え方に工夫ができる人
  • 相手の立場に立って考えられる人

1.栄養士・管理栄養士の仕事とは?

栄養士は、食と栄養に関するスペシャリストとして、学校の給食や病院での食事のために栄養バランスの取れた献立を作ると共に、栄養・衛生指導などを行う仕事です。管理栄養士は栄養士の上級資格にあたる国家資格で、個人の身体や健康状態に応じた栄養指導を行うことができ、栄養士の管理・指導を行う仕事です。

栄養士・管理栄養士の資格を持つ人の約半数が、資格を活かした職業に就いています。おもな職場は、学校や病院・老人ホームなどの介護施設・市区町村の保育所や保健センター・給食事業者などです。また、近年ではスポーツに携わる人に栄養面でアドバイスをするスポーツ栄養士も注目されています。

それぞれの仕事を具体的に見ていきましょう。公立の小中学校で働く栄養士は、都道府県・市区町村の職員として採用されます。給食業務では、献立を考えると共に予算も考慮しながら、必要な食材をどこで調達するかを決め、調理員に調理の手順を指導します。食材の保管や調理の際の衛生面にも気をつけなければなりません。献立表などの書類を作成する必要もあります。また、「食育」という言葉があるように、近年は子どもたちの食生活に関心が集まっています。子どもたちに食に関する指導を行うのも、学校で働く栄養士の大切な仕事の1つです。

病院でのおもな仕事は、入院している患者の食事管理と、外来患者も含めた栄養指導です。入院患者の食事では、1人ひとりの病状に合わせた献立の作成や栄養価計算を行います。また、調理の仕事に携わることもあります。食や栄養の面から、患者を支える医療チームの一員として医師や看護師との連携が重視されます。

市区町村の保健所や保健センターでのおもな仕事は、乳幼児と母親のための健康・栄養相談、子どもの食育推進事業、市民のための食生活講座などです。

企業で働く栄養士は、給食管理の仕事の他、食品メーカーで商品企画や試作調理に携わる場合もあります。

2.栄養士・管理栄養士の役割・資質とは?

食や栄養の面から人々の健康な生活を支えるのが栄養士・管理栄養士の役割です。栄養と健康についての情報と共に、食の楽しみを伝えていくことも大切でしょう。

また、栄養面では十分な料理であっても、実際においしく食べてもらうことができているかを観察し、人々の声に耳を傾けなければなりません。そのうえで、調理に工夫を施すなど努力の積み重ねが必要でしょう。情報発信する立場として、相手の理解度に応じた伝え方と創意工夫が求められます

3.栄養士・管理栄養士になるためには?

栄養士になるためには、栄養学科のある4年制大学または3年制・2年制の短大・専門学校(厚生労働大臣の指定した栄養士養成施設)を卒業し、都道府県知事の免許を受ける必要があります。また管理栄養士になるためには、4年制の管理栄養士課程を修了するか、栄養士資格を得て実務経験を積んだうえで管理栄養士国家試験に合格する必要があります

実際に栄養士・管理栄養士が働く職場に大きな違いはありませんが、任される業務の範囲が異なります。特に病院や老人ホームなどの介護福祉施設の食事管理には、栄養面のみならず医療の知識も求められますから、これらの施設への就職では、より高度な専門知識を持つ管理栄養士の資格が有利になるでしょう。なお、これらの資格に加え、教科に必要な単位を修了して教員免許を取得すると、家庭科教諭や栄養教諭の道も開けます。

POINT

  • 食に関する幅広い知識が必要
  • 栄養・食の楽しみを伝える
  • 栄養士免許を取得したあと、実務経験を積めば管理栄養士の受験資格も得られる

関連情報

日本栄養士会 HP

全国の栄養士・管理栄養士養成施設を検索できる。資格取得後の進路についても詳しく紹介されている

合格率(管理栄養士):49.3%(2012年度)

オススメの1冊

『栄養士&管理栄養士まるごとガイド』

(藤沢良知監修、『食生活』編集部編/カザン)

仕事内容や資格取得の方法・活躍する先輩たちの声など、「栄養士のスペシャリスト」になるための情報を掲載

学習内容が多く実習もあるため、夜間学校や通信教育では栄養士資格を取得できない

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