07-05.ソムリエ

食に関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • ワインに興味がある人
  • 「おもてなしの心」を大切にする人
  • 研究熱心な人

1.ソムリエの仕事とは?

お客様が食事を楽しめるように、レストランなどでワインを中心とした飲料を管理・提供する仕事です。もとはフランス語でワインサービスの専門家を指し、フランスなどでは国家資格になっています。

レストランではまず、オーダーを受ける際に料理との相性を考慮し、最適のワインを考えます。ときには、食前酒・食後酒、ミネラルウォーターについてアドバイスをする場合もあります。レストランのお得意様については、好みや以前の注文を頭に入れておいて、おすすめを選ぶ際の参考にします。ワインが選ばれたらテーブルにワインを運び、栓を抜いてサーブ(グラスにワインを注ぐこと)をします。このときの立ち居振る舞いの美しさも求められます。

必要なワインを仕入れてカーヴ(ワイン貯蔵庫)にそろえ、管理するのも仕事の1つです。ワインは銘柄や産地・生産年によって味も値段も違うため、それぞれのワインの特徴を知っておく必要があります。また、「ワインは生き物」といわれるくらいデリケートです。温度や湿度の徹底管理が必要です。

規模の大きいレストランでは複数のソムリエがいる場合もありますが、小さな店では料理のオーダーやサーブなどすべてのサービスを1人のソムリエが担うこともあります。

2.ソムリエの役割・資質とは?

ソムリエにとってまず求められるのは、満足してもらえるサービスを提供することです。そのためには、会話術に長け、気配りのできるコミュニケーション能力が必要でしょう。もちろん、お酒と料理に興味があり、その味を知っていることが必須条件になります。また、伝統や定番のみならず、毎年新しく生まれる世界各地のワインに対する研究も怠ってはいけません。

3.ソムリエになるためには?

日本では、ソムリエが飲食全般に関わるサービスの仕事に就くにあたり、特別な資格は必要ありません。ただし、ほとんどの人が日本ソムリエ協会と全日本ソムリエ連盟が設けている認定資格を取得しています

日本ソムリエ協会が実施しているソムリエ呼称資格認定試験の受験資格は、①ソムリエでは「アルコール飲料を提供する飲食サービス業に就いており、5年(会員は3年)以上の経験がある人」、②シニアソムリエでは「ソムリエ資格取得後3年以上でアルコール飲料を提供する飲食サービス業に就いており10年以上の経験がある人」、となっています。ここで条件とされる「アルコール飲料を提供する飲食サービス」には、客室乗務員や、料理教室講師などの調理従事者も含まれます。

この受験資格を持って認定試験に合格すると、それぞれの呼称資格が得られます。どちらも現役で飲食サービスの職に就いていて、実務経験がある人に限られた資格です。この他に、シニアソムリエの中から推薦で選ばれる「マスターソムリエ」、飲料の輸入・販売の仕事に関わる人を対象とした「ワインアドバイザー」、職歴や業務経験を問わない「ワインエキスパート」という資格が設けられています。

一方、全日本ソムリエ連盟では、実務経験の有無を問わず、連盟実施の講習を受けることで「ソムリエ」や「ワインコーディネーター」の認定試験を受験できます。

このような認定試験に必要な知識や技術を習得するためのスクールや専門学校の講座も設けられていますが、ソムリエとしての募集は決して多くありません。まずはレストランやビストロなどのワインを扱う店で経験を積み、知識や技術を身につけておくとよいでしょう。

POINT

  • レストランでワインなどを管理・提供する
  • 会話術と気配りが重要
  • 全日本ソムリエ連盟の認定資格を持った人がほとんど

関連情報

●日本ソムリエ協会 HP

ソムリエ資格認定試験についての詳しい情報を掲載。各支部のホームページではお酒と料理に関するコラムが充実

オススメの1冊

『ソムリエという仕事』

(細川布久子著/晶文社)

ヨーロッパで活躍する、日本人を含む7人のソムリエを紹介。仕事に対する誇りとワインへの愛情が伝わる1冊

2013 年には世界最優秀ソムリエコンクールが東京で開催(1995 年には日本人の田崎真也氏が優勝)

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