08-02.パイロット

乗り物やITに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 判断力のある人
  • 協調性・英語力に自信がある人
  • 健康で体力に自信がある人

1.パイロットの仕事とは?

航空機を操縦する仕事です。航空機は、民間機(旅客機・貨物機を含む)と軍用機に大別されますが、ここでは旅客機のパイロット(エアラインパイロット)について取り上げます。

国際線など大型の航空機は、機長と副操縦士の2人のパイロットが協力して操縦します。パイロットはフライト前にディスパッチャー(運航管理者)と打ち合わせて、航路・速度・高度などを決定します。パイロットとしての技術が特に問われるのは、離着陸の場面です。離陸後は常に計器や気象状況に気を配り、緊急事態には適切な対応ができるように万全の備えをしています。

2.パイロットの役割・資質とは?

多くの乗客と乗員の命や財産を預かるパイロットにまず求められるのは、責任感と判断力・協調性です。フライトの際には副操縦士などのスタッフとの協力が欠かせないためです。

第二に、健康と体力をはじめとしたパイロットとしての身体的適性があることが条件となります。晴れてパイロットとなったあとも、旅客機パイロット(機長)の場合、半年に一度の航空身体検査を受けなければなりません。健康維持と共に、時差に左右されない体調管理ができることも求められます。

第三に、英語力と学力です。パイロットと管制官の会話は英語が中心ですし、飛行機と操縦のシステムについて学ばなければならないことが多岐にわたるためです。パイロットとして乗務を続けるならば、航空身体検査同様、知識と技術についても定期的な訓練と試験を受け続けることになります。

3.パイロットになるためには?

日本でパイロットの仕事に就くためには、操縦する航空機の種類に応じた免許を取得する必要があります。そのためには、大きく分けて3つの方法があります。航空大学校へ進学するか、大手航空会社に就職して自社養成パイロットになるか、それ以外の訓練を受けて免許を取得するという道です。

航空大学校は、パイロットを養成する国内唯一の公的機関です。受験資格としては、25歳未満であり、4年制大学に2年以上在学(修得単位数に規定あり)しているか、または短大・高専卒業程度の学力があることが求められます。試験では学力と適性が試され、加えて身体検査もあります。在学期間は2年間で、卒業後、各航空会社へ就職します。

また、大手航空会社の中には、自社でパイロットを養成しているところがありますが、この場合は4年制大学、または大学院修士課程を卒業して、各航空会社のパイロット採用枠に応募する必要があります。出身学部は不問です。

この他に、パイロット養成学校などに通ってエアラインパイロットに必要な資格を取得し、航空会社への就職を目指す方法があります。専門学校の他、私立大学にも操縦士養成を掲げた学部や学科を設けているところがあります。

それ以外に、自衛隊でパイロットとしての訓練を受けたのち、民間航空会社に転職したパイロットも一定数存在します。

なお、日本では、パイロットのおよそ8割が大手航空会社で働いていますが、地域航空会社(コミューター)で乗客や貨物を運ぶ仕事に就いているパイロットもいます。

一方、海外の航空会社では、日本のように航空大学校や自社養成の制度を経てパイロットになるケースはほとんどないようです。国によって条件は異なりますが、パイロット応募の際には一定の飛行経験(飛行時間)が求められるため、ライセンスを取得したのち、様々な現場で飛行経験を積み、募集を探すことになります。採用にあたっては就労ビザまたは永住権が必要になるでしょう。

POINT

  • 協調性と体調管理が大事
  • 視力や身長など、一定の身体条件を満たす必要がある
  • 航空会社によっては、自社でパイロットを養成している

関連情報

●パイロットになるには(国土交通省)HP

日本でパイロットになるための資格・試験に関する詳しい情報を掲載

オススメの1冊

イカロスムック『エアラインパイロットになる本』

(阿施光南著/イカロス出版)

エアラインパイロットになるための最新情報。仕事の内容の他、訓練の実際や航空身体検査についても掲載

年々パイロットの需要は増えており、自分でライセンスを取得した人の採用枠が広がっている

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