08-06.宇宙開発技術者

乗り物やITに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 宇宙に興味がある人
  • 好奇心旺盛な人
  • 最先端の技術開発や研究に携わりたい人

1.宇宙開発技術者の仕事とは?

宇宙の観測・地球環境の観測・新しい医療技術や素材技術の開発などの科学技術を結集して研究活動を行う仕事です。

宇宙産業を支える技術者は、大学や研究機関のみならず、大小様々な民間企業で持ち場に応じた仕事をしています。

宇宙産業は、理論研究の面と、ロケットや国際宇宙ステーションの資機材及び研究と実験に用いる資機材の開発・生産の面に分かれます。

宇宙開発技術とは、資機材の開発・生産から理論・研究までの広範な分野を含みますが、それは、宇宙の仕組みや実際を知ることなく必要な開発や生産活動を行うことはできませんし、開発や生産技術を知らずして研究活動を行うこともできないからです。ゆえに、宇宙開発技術者はこれらの面を統合していくコーディネーターの役割も担います。

2.宇宙開発技術者の役割・資質とは?

宇宙開発には、長い年月を重ねながら多額の資金を投入しなければならないため、国境を越えた協力が不可欠です。また、最先端の学問的な成果もどんどん取り込んでいく必要があります。

研究者であれ技術者であれ、専門知識はもちろんのこと、外国語の能力も必須です。宇宙開発技術者は、分野が多岐にわたるため、技術を一歩進めるためには、他の分野の成果も取り込んでいくような柔軟な発想を持つことが求められます。

3.宇宙開発技術者になるためには?

宇宙開発技術者を目指すなら、宇宙開発のどの分野で、具体的に何をやりたいかをはっきりと見定めましょう。

まずは入り口として、宇宙科学や最先端の工業技術に関係する学問を修めます。その際、物理・化学・天文学などの基本だけでなく、機械・電子・電気などの知識も必要です。宇宙科学であれば、大学の理工学部や理学部で物理などを専攻し、さらに大学院で研究を続けます。

一方で、宇宙における特殊な環境、例えば強い放射線や様々な微粒子・温度の大きな変化・無酸素状態のもとで人や機械を守る特殊な素材を開発したいといったテーマを持っているのであれば、宇宙科学を学びつつ、化学を扱う理工学部の専門課程や工学部で特殊素材の開発について学ぶ必要があります。

また、地上や衛星間での通信を支える分野に関わりたいのであれば、通信技術を専門に学びながら、衛星開発・衛星運用の分野の職を目指します。今後の宇宙開発に還元するためには、天体望遠鏡などの宇宙観測機器の開発に関わっていくことも重要となるでしょう。

日本における宇宙開発は、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)の研究開発活動と提携している大学などの研究機関・民間企業が中心となって行われていますが、これらとは別に研究を進めている機関や民間企業の活動もあります。東大阪市の中小企業がロケット技術開発に関わった例はよく知られていますが、このような組織や企業に就職し、技術者として自分の持つ知識や技術を活かすこともできるでしょう。

また最近では、学生のグループらが開発した小型衛星が打ち上げに成功し、実際に宇宙空間で活動しているなど、宇宙開発分野には年齢や所属などにかかわらず大きな可能性があります。宇宙という未知の世界を最先端の知識と技術で切り開く、大変夢のあるフィールドでしょう。

POINT

  • 未知の世界を切り開く仕事
  • 理論・研究から開発・生産まで、フィールドが幅広い
  • JAXA 関連以外の機関や民間企業での研究活動もある

関連情報

宇宙航空研究開発機構(JAXA)HP

JAXA で行われているプロジェクトや宇宙に関するビジネスも紹介している

オススメの1冊

『日本の宇宙探検』

(宇宙航空研究開発機構著他/日経印刷)

日本の宇宙開発の歴史・現状・展望。宇宙飛行士の体験談も読みごたえがある

全国の宇宙開発技術者は、民間企業も含めておよそ7,000 人(2011年3月末現在)である

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