09-01.CGデザイナー

コンピュータを駆使して画像や映像を作り出す仕事

ものづくりに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • コンピュータが好きな人
  • 多彩な表現方法に興味のある人
  • 物事に根気強く取り組める人

1.CGデザイナーの仕事とは?

CG(コンピュータ・グラフィックス)デザイナーとは、広告・出版・TV・映画・ゲームソフトなどの様々な分野において、コンピュータを使って依頼主の要望やエンドユーザー(消費者など)の求めに応じたCG画像・映像の作成・加工などの仕事を行う人のことです。

特撮映画を例に、CGデザイナーの仕事について概観してみましょう。まずは、その作品に必要なアイテムをコンピュータで作成します。ロボットや自動車、ロケットなどから、武器や衣服、あるいは宇宙空間や未開の惑星などの背景まで、絵コンテ(映像の設計図となるもの)や設定資料をもとに、スタッフと相談しながら作成していきます。実際の車や衣類などを撮影して加工する場合もあれば、ゼロから作り上げる場合もあります。何度も試行錯誤を繰り返してCGが完成すると、次は実際の映像と合成します。CGと実写部分との整合性をつけるだけでなく、大きさ・重量感・スピード感などの演出面も十分に検討を加えながら作業を進めていきます。

こうした一連の工程では、CGの量・時間・精度など、必要とされる条件は様々です。共通するのは、データ作成・加工・修正・テストといった流れを繰り返す中で、映像全編の統一感や整合性、完成度を徐々に上げていくということです。

2.CGデザイナーの役割・資質とは?

必要な技術は、担当分野によって多岐にわたります。写真やイラストなどの場合には、依頼主の意向に合わせた加工・修正が多くなり、ゲームの場合には想定されるプレーヤー(男性か女性か、何歳くらいか)を具体的に考えながら、キャラクターや背景、エフェクト(効果)やメニュー画面などをゼロから作り出すことが必要です。まずは「必要とされているものは何か」を知ることがCGデザイナーの仕事の第一歩となります。そのためには、依頼主や開発チームのメンバーたちとのミーティングを繰り返し、きちんとした完成イメージを把握することが大切です。そのあとに、それを高いレベルで表現できる力が必要となります。その理解を助けるために、相手の意図を聞き出す会話力、自分の考えをしっかりと伝える伝達力といったコミュニケーション力が重要になります。

作業は時間との戦いになるケースがほとんどです。計画的に作業を進められる力が問われる一方で、どこまで品質の高いものを仕上げられるかという根気と技術力も問われる仕事です。

3.CGデザイナーになるためには?

CGデザイナーになるためには、自分がCGのどの業界や分野に進みたいのか、そこで何を専門分野にしたいのか(写真・イラスト・動画など)を決めておく必要があります。

もし、ゲーム業界のようにゼロからCGを作成する仕事に携わりたいのであれば、コンピュータを使いこなす力だけでなくデッサン力や表現力が非常に重要になります。美術系大学やゲームCGの専門学校で、CGとデッサンの両方のスキルを学ぶとよいでしょう。

映画や写真などの場合は、美術系大学の他、映像業界の専門学校に設置されている映像クリエイター学科などで学ぶ方法もあります。

個人でも、市販のCG作成ソフトを使ってある程度スキルを磨くことはできますが、より専門的な能力と実践力を身につけるには、業界や分野を問わず、これらを学べる学校を探すことをおすすめします。また、CGのみならず、幅広く芸術に触れ、感性を磨く必要があるでしょう。

POINT

  • 広告・出版から映画・ゲームまで、様々な分野で活躍する
  • 豊富なアイディアと豊かな表現力が必要
  • CG の基礎とデッサン力が学べる学校へ進学する

関連情報

CG-ARTS 検定(CG-ARTS 協会) HP 

検定試験の概要などを掲載している

オススメの1冊

『ゲームの教科書』

(馬場保仁・山本貴光著/筑摩書房)

ゲーム開発現場のリアルな姿がよくわかり、企画から生産まで、全体像を把握できる。ゲーム業界でCGデザイナーを目指す人におすすめ

CG の制作中には三角関数の考え方が必要となることも。高校数学の知識を一通り知っておくと役立つ

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