09-16.ロボット開発技術者

ものづくりに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 工業分野の最先端技術に興味がある人
  • 外国語が得意な人
  • オリジナリティのある発想ができる人

1.ロボット開発技術者の仕事とは?

自動車の組み立てなど工業製品の製造に使用されるロボットを、求められる作業に合わせて研究・開発する仕事です。最近では医療や介護など人の世話をするロボットや、人の動きや表情を忠実に再現したロボットの研究も進んでいます。

ロボット開発は、設計者やコンピュータプログラマー・ロボット本体を製作する技術者など多くの人間がチームを組んで業務を行います。

どのようなロボット開発においても最先端の科学技術が使われているため、工業系の深い知識や技術が必要となる仕事です。工業用ロボットを製造するメーカーに就職し、研究開発部門で活躍するのが一般的ですが、ロボット工学を専門とする大学の研究室で最先端の研究を続ける道もあります。最近では、お掃除ロボットを開発していた電化製品メーカーや、工業用ロボットを使用していた自動車メーカーなどでも人型ロボットの研究・開発が行われています。

2.ロボット開発技術者の役割・資質とは?

ロボット開発は日本のみならず、世界の国々で積極的に行われていて、それぞれ新たな技術開発を競い合っています。

工業系の深い知識はもちろんのこと、今までにないオリジナリティのある発想を生み出すことのできる能力が求められているといえるでしょう。それと共に、その発想を現在の技術にあてはめて具体化する、地道な作業に取り組む根気も必要です。

他にもチームを組んで仕事を進める協調性が必要ですが、その中にあっても自分の意見を理論的に主張するプレゼンテーション能力が新技術を導入しなければならない開発研究の舞台では必要になります。

ロボット開発では、海外の大学の研究室やメーカーとの共同研究・技術交流が頻繁に行われています。英語でのコミュニケーション能力のみならず、発展の著しいアジア諸地域の語学運用能力が必要になっています。

3.ロボット開発技術者になるためには?

ロボット開発には、最先端の非常に高度な理数系の知識が必要です。ロボット開発技術者になるためには、工学系・工業系の専門学校・大学に進学してロボット工学の基礎知識を学び、各メーカーに就職することが一般的です。

工業用ロボット以外に、人間の感覚の領域に近い最先端の技術を使用したロボットを開発する場合は、医学や人間工学などの知識が必要になるため、大学院に進学し、研究を積んで論文を発表し、博士号を取得してから就職する人もいます。

今後、ロボットが活躍する現場はますます広がり、かつロボット自体は複雑化することが予想されます。毎年行われるロボットの新技術の展示会やニュースを参考にして自分が目標とするロボット開発分野を決め、それに向けて知識を蓄積していくとよいでしょう。

また、何よりも物事に対する好奇心を失わないことが大切です。新技術は、身近なところや他分野の技術との融合から生まれることも多々あります。俯瞰的な視野で自分の仕事に取り組める姿勢が求められます。加えて、開発途上の分野ですので、健全な発展のための倫理感も必要でしょう。

最近では工業系の高校や高等専門学校を対象に、ロボットのアイディアや能力を競う「ロボットコンテスト」が開催され、海外の学生も積極的に参加しています。全国で予選会が行われているので、まずはこの大会に出場して、全国大会出場を目標に基礎知識の習得や技術の研鑽に励みましょう。

POINT

  • 工業用ロボットの研究・開発を行う
  • 全世界のロボット技術者と開発競争を繰り広げる

関連情報

日本工作機械工業会 HP

工業用ロボットを製造する日本の企業が加盟。新技術を披露する見本市の日程や工業機械の入門書なども紹介されている

オススメの1冊

『ロボット技術者になるには』

(越川彰彦著/ぺりかん社)

日本の主要産業として期待されるロボットの魅力と、ロボット開発技術者になるためのノウハウや職場などを紹介

日本は二足歩行ロボット(人型ロボット)の最先端技術を持つ

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