09-30.商社員

ものづくりに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 外国語の勉強が好きな人
  • 相互の利益を考え、交渉できる人
  • 商品の流通や売買に関心がある人

1.商社員の仕事とは?

売り手と買い手の間に立ち、契約内容の設定、輸送方法の手配、保険や通関の手配など、商品が円滑に動くように段取りをしていきます。

また、新しい商品の開発や販売ルートの開拓、その後の商品の品質管理も商社員の大切な仕事です。

商社員が扱う商品は、生活に関するあらゆるものです。製品はもちろんのこと、エネルギーや情報そのものも含まれます。自国の商品を輸出し、海外の商品を輸入する貿易において、世界中で商売が成り立つところには必ず商社員が存在するといわれるくらい商社員の活躍のフィールドは全世界に及びます。また、自国企業の海外進出の手伝いとして、現地の人材の採用や教育を行うこともあります。なお、商社の中にも、あらゆる商品を扱う「総合商社」と、食品など特定の品目を取り扱う「専門商社」があります。

海外出張が多い仕事です。海外駐在の仕事になると、長期間にわたり海外で生活することになります。複数の国や地域に10 年以上駐在する商社員も少なくありません。

2.商社員の役割・資質とは?

商社員は、売り手と買い手の間に立ち、相互の利益を出しながら、自社の利益も出さなくてはいけません。それぞれの立場をくみ取りながら商談を進めるコミュニケーション能力・交渉力が必要になります。これらの能力には2つの意味があります。

1つ目は語学力です。様々な国の人々が商売相手になります。基礎的な語学力だけでなく、細かい交渉もこなせる語学力を、複数の外国語において持つことが必要です。

もう1つは、会話の前提をなす人間力です。いくら内容が伝わっても、その商社員が信用できなければ商売は成り立ちません。多くの利害を調整しながらリーダーシップがとれる交渉力や、好奇心旺盛で人間性が豊かな人が、万国共通でビジネスの舞台で大活躍することはいうまでもありません。

新しい商品の発見や開発には、海外での地道な交渉が欠かせません。強い意志を持って物事を進めていくことのできる力も必要になるでしょう。

3.商社員になるためには?

商社員になるために特に資格は必要ありませんが、大学卒業以上の学力を求めている会社がほとんどです。今後、さらに加速するグローバル化を前に企業側も即戦力を求めています。大学では語学を重点的に学ぶとよいでしょう。外国語大学など外国語が重点的に学べる大学や、留学がカリキュラムに組み込まれている大学に進学し、海外の大学へ留学するという選択肢を視野に入れておきましょう。

一方で、入社後の海外研修制度を重視している企業もあります。ある日本の大手商社では、「国際的視野の醸成」「語学力の向上」を目的に、入社4年以内のすべての総合職社員を対象とした海外派遣事業を展開しています。北米の大学を中心に4?5カ月程度の派遣期間を設けて、語学レッスン・ボランティア活動・現地レポートなど実務に直結した語学力向上について徹底したトレーニングを行っています。

また、最近では、学生だけでベンチャービジネスをおこす人も増えています。顧客やビジネスパートナーの中には外国人も多数います。起業して自らの才覚で道を切り開いていくフロンティア精神や外国人とのチームプレー・交渉の経験を持つ学生は、商社が求める即戦力となる人材です。最近では大学新卒の採用の他にも、このような社会経験を経た人材を採用する制度を取り入れている商社もあります。

POINT

  • 売り手と買い手の間に立って商品の流通を円滑にする
  • 商社員の職場は全世界に広がる
  • 学生時代から海外経験を積む

関連情報

日本貿易会 HP

政府への政策提言や外国との貿易交流の窓口になっている。商社員を志望する人向けに商社員の仕事内容や新卒向けの採用情報も掲載している

オススメの1冊

『総合商社図鑑』

(三井物産監修・青山邦彦著/日経BPコンサルティング)

具体的な事例を挙げながら、商社員が関わる商売をイラストや図版でわかりやすく解説している1冊

現在、商社員にとってモバイルツールは手放せない“ 商売道具” の1つである

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