09-40.絵本作家

ものづくりに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 絵本が好きな人
  • 地道に作品を発表し続けられる人
  • 洞察力や観察力にすぐれている人

1.絵本作家の仕事とは?

絵本の絵や文章を創作する仕事です。絵本は子ども向けの読み物と思われていますが、最近では大人向けの絵本なども多く出版され、その出版数は年間1000点以上にのぼります。絵と文章を創作する絵本作家もいますが、どちらかのみを担当する作家もいます。イラストレーター・小説家・詩人など様々なクリエイターが絵本作家として活躍しています。

絵や文章を創作するために、資料の下調べをしたり取材に行ったりして創作に必要な題材を探すのも絵本作家の仕事になります。出版社や編集プロダクションの編集者と協力しながら作業を進めていきます。

雑誌のような新鮮な情報を伝えるものとは違い、普遍的なテーマを子どもにわかりやすい形で表現するため、中には製作期間5年などの長期間かけて創作される作品も多く、じっくりと作品に向かい合うことになります。

2.絵本作家の役割・資質とは?

絵本作家には、日常の中で絵本のテーマを拾い上げる視点が何よりも大切です。

絵本の中には、物語を扱うものから科学的な仕組みをわかりやすく解説するものなどジャンルは幅広くあり、その中でどの題材を選び、どのような手法で表現するかは絵本作家の力量にかかっています。題材を原稿に具体化する技術的な能力のみならず、創作の根源になる洞察力や観察力が不可欠です。

いつでも新鮮な視点を維持しつつ、長期間の創作を積み重ねながら完成に向けて作業を進めていきます。コツコツと作業ができる人が向いているでしょう。

また、絵本作家が創作する原稿を書籍にするためには、絵本製作の工程管理を担当している編集者との協力が不可欠です。自分のイメージを明確に伝える言語感覚も必要です。

何より絵本が好きな人、子どもをはじめとした読者が面白いと思える視点を持ち合わせることが大切です。

3.絵本作家になるためには?

絵本作家になるための資格は特にありません。美術やデザイン系の大学・専門学校でデッサンや文章力を磨いたり、カルチャースクールや絵本作家のイベントで絵本づくりを学んだりする人もいます。

絵本作家になるためには創作した原稿を出版社や編集プロダクションに持ち込むか、コンテストに応募して入賞し、出版までこぎつけるのが一般的な道といわれます。中には、独学で絵本を製作し、自費で絵本を出版したあと、徐々に人気が出て商業出版されるケースもあります。

絵本作家だけで生計を立てられる人は、ベストセラーシリーズを持っている人などに限られています。デザイナーやイラストレーターを兼務する人や、児童書の出版社に勤務しながら執筆者として活動する人もいます。

絵本作家に重要なのは、絵本が好きであることと共に、たくさんの作品を読み、自分の創作の肥・や・し・とし、作品に活かしながら、絵や文章を創作し続けることです。最初はうまくいかなくても書き続けていくことで、自分のカ・ラ・ー・が確立できます。出版社や編集プロダクションは、そのようなカ・ラ・ー・を持つ新しい才能の発掘に努めています。

実際、精巧な絵の他にも、独特の味を持つ絵や文章が絵本の世界では重宝されます。なかなか世の中に認められなくても、自分を信じて描き続ける意志の強さも大切な資質の1つといえるでしょう。

POINT

  • 絵本の絵や文章を創作する
  • 絵と文章を分業している作家も多数
  • 絵本作家として生計が立てられる人は一握り

関連情報

日本児童文学者協会 HP

創設60 年を超える団体。絵本を含む児童文学の創作を目指す人に講座などを開いている

オススメの1冊

『絵本作家という仕事』

(講談社)

新人時代や初めての作品、作家への道のりなど、人気絵本作家たちのインタビューを通して等身大の絵本作家の日常が垣間見られる1冊。アトリエや原画などの写真も満載

出版されている絵本の中には、1,000 万部を超す大ベストセラーもある

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