09-41.漫画家

ものづくりに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 漫画が好きな人
  • 漫画の題材を探す好奇心がある人
  • 作品を描き続ける持続力がある人

1.漫画家の仕事とは?

少年漫画・少女漫画・学習漫画などの様々な漫画を創作する仕事です。その仕事は大きく分けてストーリー制作(ネームづくり)と作画に分けられます。全工程を1人で行う漫画家もいれば、分業する漫画家もいます。

漫画家として雑誌にデビューするのは狭き門です。また、人気がないとすぐ連載を打ち切られる厳しい世界でもあります。一方で、人気漫画家になると、連載本数が増えることや単行本がベストセラーになることだけでなく、作品のキャラクターを他のコンテンツに利用することで生じる使用料(版権)など大きな価値を生み出します。

2.漫画家の役割・資質とは?

漫画の制作は、基本的には1人でゼロから作品を作り出す地道な作業です。作品のクオリティに妥協せず、締め切りという時間と戦いながらの作業が続きます。物事に動じない精神力が必要です。

また、読者に喜んでもらえる作品でなければ意味がありません。作品の主題を発見する観察力・好奇心は必要不可欠な資質といえます。もちろん、作品を表現する画力やストーリーの展開力も磨き続ける必要があります。他の作品を読み、研究する好奇心と研究心が必要といえるでしょう。

漫画家は、脚本家・監督・カメラマンなども兼任するようなものなので、執筆には相当の労力が必要です。人気のある漫画家になると連載を複数抱えることになり、ハードなスケジュールをこなさなければいけません。それと並行して、新たな作品の題材の下調べや取材も行います。

人気漫画になると、スタッフでチームを組んで業務を進めることもあります。スケジュールを調整してくれる編集者との協力も必要です。

3.漫画家になるためには?

漫画家になるための資格は、特にありません。

漫画雑誌が主催している新人賞への入選を目指すのが一般的です。漫画を出版社へ持ち込んだり、漫画家のアシスタントとして活動したりしても、なかなか雑誌に作品が掲載されることは難しく、賞に入選することが漫画家としてデビューする条件といえるでしょう。

最近では、商業雑誌ではない同人誌が販売されるコミックマーケット(コミケ)などのイベントで人気が高まり、漫画家としてデビューする人も多いです。またインターネット上で作品を発表する漫画家もいます。

基礎を学校で学びたい人は、美術系の大学で絵の勉強をしたり、漫画に特化した専門学校で技術を習得したりする道があります。また独学で漫画家になった人も多数いるので、自分に合った方法で基礎を習得するとよいでしょう。

何よりも作品を描き続けて、評価を得ることが大切です。常に題材になるものを探し続ける好奇心や、題材を自分の作品に具体化することのできる表現力が欠かせません。

現在、日本の漫画は海外にも進出し、アメリカのみならずアジア・ヨーロッパ・南アメリカなどでも人気を博しています。漫画を含めた日本のポップカルチャーは「クール・ジャパン」と名づけられ、経済産業省内には「クール・ジャパン/クリエイティブ産業政策」を進めるプロジェクトが展開中です。2013年には、政府は「クールジャパン推進会議」を発足させました。

つまり、漫画家は世界に向けてコンテンツを提供することができる職業であり、新たな文化交流の担い手として期待されている職業です。

POINT

  • 漫画雑誌主催の賞に入選することを目指し、作品を描き続ける
  • デビューから売れっ子になるまで常に狭き門が待ち構える
  • 最近は海外でも漫画の人気が高まっている

関連情報

日本漫画家協会 HP

漫画の普及や制作環境の向上を目指して組織した団体。日本が誇るコンテンツとして海外との交流も担う

オススメの1冊

『マンガの道――私はなぜマンガ家になったのか』

(ロッキング・オン)

人気漫画家11人が、創作やデビュー当時の苦労を語るインタビュー集

人気漫画家の中には、アニメ化やキャラクターの使用料などで年間10 億円の収入を得る人もいる

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