10-01.ファッションデザイナー

コンセプトの立案から完成まで、衣服製作に関わるプロデューサー的存在

おしゃれに関わる仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 服装などファッションにこだわりのある人
  • デザインに興味がある人
  • 流行を分析することに興味がある人

1.ファッションデザイナーの仕事とは?

デザインを中心に衣服の製作に携わる仕事です。アパレルメーカーやデザイン事務所に所属している人と、フリーランスで活動している人に大きく分かれます。どちらも基本的には対象や市場の流行傾向をふまえて、製品の企画コンセプトを決めることから仕事が始まります。誰が、どのような場面で着る服を作るのかを考え、それを企業内やクライアントに提案し、合意を得て初めて製品化に向けて動き出します。

衣服は製品の完成までに、パターン(型紙)製作・生地の手配・サンプル縫製・工場の生産ラインの確保など、様々な過程を経ます。ファッションデザイナーがおもに担当するのは第一段階のデザイン画の作成です。ただし、この時点ですでに生地・シルエット・縫製などのイメージはある程度固めておく必要があります。

その後、型紙を製作するパタンナーや縫製・プレス担当者に注文や指示を出しつつ、当初のコンセプトとズレていないか、試作品をチェックしながら調整していきます。

想定する販売価格をもとに採用する生地を変更するなど、原価管理もファッションデザイナーの大切な仕事です。いくら高品質な生地と手の込んだ縫製で製品を仕立てても、価格が高くなれば想定していたターゲット層に製品を買ってもらえないかもしれません。

ファッションデザイナーとは、企画考案から完成まで衣服製作に関わるプロデューサー的な存在ともいえるでしょう。

2.ファッションデザイナーの役割・資質とは?

企業に所属するファッションデザイナーの場合、「春夏モデル」といったように、あらかじめ納期や販売時期が決まっている製品を製作することがほとんどです。

そのため、自分の感性に沿って好きな衣服を作るのではなく、市場の傾向から将来のトレンド(流行)を予測する市場分析力や、納期までに製品を完成させるスピーディーな判断力と遂行力が問われます。もちろん、コンセプトの提案から縫製といったそれぞれの製作過程で、説明能力が問われる場面も少なくありません。

製作の完了が終わりではなく、売り上げをチェックするのも大切な仕事の1つです。売り上げが良くない場合は、どこに問題があったのか、反省点や改善点を次のシーズンの製品に活かすことも重要です。逆に製品の売り上げが良ければ、自分の発想力や市場分析力に対する自信と、続く商品開発の原動力につながります。地道な作業の積み重ねを経て、自分の仕事が世の中とリンクしたことを実感できる魅力的な体験となるでしょう。

3.ファッションデザイナーになるためには?

企業のデザイナー・フリーデザイナーのどちらも、服飾専攻科のカリキュラムがある大学・短大や、服飾系の専門学校の卒業者が大半を占めます。それぞれの教育機関でパターン製作・縫製・染色などの生産工程を一通り学んだうえで、ファッションデザイナーの道を選ぶのが一般的です。

専門学校などで様々な生産工程を学ぶことで、「パタンナーになりたい」「縫製が向いていそう」などと自分の適性に気づく人もいます。一概に服づくりといっても、工程によって役割は全く異なります。自分のしたいことを明確にするためにも専門教育機関への進学はメリットが大きいといえます。

学校によっては、外部のコンテストなど、発表や腕試しの機会を紹介してくれるところもあります。自分の作品について客観的評価を得られる貴重な経験です。仲間と切磋琢磨する中で感性を磨きましょう。

POINT

  • 衣服の製作過程全般に関わるプロデューサー的存在
  • おもにデザイン画の作成を行う
  • 市場傾向に対して常にアンテナを張る

関連情報

週刊ファッション情報 HP

業界ニュースやファッションショー、コレクション模様などを掲載

オススメの1冊

『装苑』

(文化出版局)

創刊77 年の歴史を持つ女性向け月刊ファッション誌。業界紹介から若手スタイリスト特集まで幅広いテーマを取り扱う

企業で経験を積んで、その後独立してフリーで活躍する人も少なくない

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