12-02.宇宙機関の職員

個性や特技を活かした仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 物事の段取りを調整することが得意な人
  • 好奇心が旺盛な人
  • 語学力を活かした仕事がしたい人

1.宇宙機関の職員の仕事とは?

おもに国などによって公的に運営されている宇宙関連機関で働く仕事です。

一口に宇宙機関の仕事といっても、一般企業のように多岐にわたる部門が分業し、それぞれの役割を果たしています。その代表的なものが宇宙飛行士の所属する有人宇宙開発部門です。ここには宇宙ステーションでの医療や産業に関する実験の研究者も所属しています。宇宙科学部門では、探査機や人工衛星を使った惑星の探査などを行っています。

他にも、宇宙開発や探査を支えるロケットや人工衛星技術の開発部門、部品や素材、コンピュータ制御プログラムを開発する基盤技術の研究部門、人工衛星のデータ収集やステーションとの通信を行う情報システム部門などが業務に携わっています。その宇宙事業を支える総務・財務・人事・広報などを行う一般管理部門も宇宙機関にはなくてはならないセクションです。

2.宇宙機関の職員の役割・資質とは?

開発や研究に携わる職員は、理系の深い知識が必要になります。大学を卒業し、修士号や博士号を取得している研究員や技術員も多く在籍しています。

一般管理部門では高いビジネススキルが求められます。多国籍の人々が業務を行うので語学、特に専門用語を交えながらの会話ができる程度の英会話力は、必修のスキルといえるでしょう。

何よりも未知のものを探求せずにはいられない人並みはずれた好奇心は、宇宙機関の職員になくてはならない資質といえます。また、1つの技術や考え方に凝り固まらず、幅広く意見を取り入れられる柔軟な思考も必要です。

宇宙に関わるミッションは、様々な部門との共同で初めて運営できるものです。各部門とのコミュニケーション能力や調整能力も必要です。

3.宇宙機関の職員になるためには?

日本の宇宙機関である宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、大学・短大卒業を対象にした一般募集の他に、多種多様な分野で実務経験のある社会人採用があります。

衛星探査などの個別のプロジェクトや研究分野ごとの研究職の採用もあり、一般庶務を行う事務職や機関の経営方針を定める役員募集も行われています。JAXAのホームページで募集情報が掲載されるので、こまめに情報をチェックしましょう。

いくつかの国立大学の研究室や宇宙事業に技術を提供する企業などから宇宙機関に出向という形で職員として業務に従事することもあります。大学との研究提携もしているので、大学選びのポイントとして宇宙機関と提携している大学を進学先として選択するのも近道といえるでしょう。

JAXAでは、宇宙事業を社会に広く認知してもらうために施設見学や宇宙飛行士の講演会などのイベントが行われています。そのようなイベントに参加して、実際に職員に話を聴いて実感をつかむのもいいかもしれません。また、メールサービスやブログなどを通して情報も発信しているので情報を収集する手立ての1つとなります。

宇宙機関は、アメリカやロシア・ヨーロッパにも国立で運営されている機関があります。世界最大であるアメリカ航空宇宙局(NASA)の規模になると、1万人以上の職員が携わっています。有能な人材には広く門戸を開いていることも多く、海外の大学に留学し宇宙機関に就職する日本人もいます。

POINT

  • 公的な宇宙関連機関で働く
  • 各分野の業務において高度なスキルと語学力が必要となる
  • 宇宙機関について情報収集して仕事のイメージをつかむ

関連情報

宇宙航空研究開発機構(JAXA) HP

日本で運営されている宇宙機関。研究成果や貴重な映像の他、施設見学やイベント情報、メールサービスなど最新の宇宙開発現場がわかる情報が満載

オススメの1冊

『宇宙を開く 産業を拓く 日本の宇宙産業 Vol.1 』

(宇宙航空研究開発機構編著/日経BP 企画)

貴重な写真が満載。ビジュアルで最新研究や技術を垣間見ることができる

国際宇宙ステーション計画には、日本初の有人実験棟「きぼう」やステーション補給機で参加している

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