12-12.俳優

個性や特技を活かした仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 人間観察力に秀でている人
  • 成功を信じ、努力を続けられる人
  • 演じることに夢中になれる人

1.俳優の仕事とは?

演劇や映画、テレビドラマなどで脚本のセリフに沿って役を演じる仕事です。女性の俳優は女優とも呼ばれます。

脚本を読み込み、与えられた配役をよりリアルに演じるための「役づくり」をします。役づくりのために資料を調べたり、役のモデルになった人に話を聞いたりしながらイメージを膨らませていきます。

公演や収録などの本番が近づくと、役づくりをした俳優が集まり、演出担当と共に脚本を読む「読み合わせ」を行い、実際の演技を交えながらのリハーサルを重ね、本番に臨みます。基本は演出担当の指示に従い、演技を修正していきますが、俳優自ら演出を行うこともあります。

あらかじめ演劇や映画で役が与えられる俳優は、ほんのひと握りです。ほとんどの俳優は、オーディションを受けて役を獲得します。オーディションの情報や課題演技の練習も俳優の仕事です。演出家や映画監督などへの直接の売り込みも仕事を獲得するために必要とされる手段の1つでしょう。

2.俳優の役割・資質とは?

俳優の資質として挙げられるものは、あたかも日常に存在しそうな人物の演技ができる能力です。声や仕草など、日常生活での人間観察で得た様々な人の様子を、自分の引き出しとして演じる技能に結びつけることが必要になります。

一人芝居というジャンルもありますが、たいていは複数の俳優で作品を作り上げていきます。個性を押し出しつつも作品全体を引き立てる協調性が必要になります。

演技をする現場は昼夜問わず、気候が厳しい場所も多くあります。どんな環境でも求められた演技ができる精神力や体力が必要となります。また、現場で働くスタッフと意思疎通ができるコミュニケーション能力も重要です。

3.俳優になるためには?

俳優への道は様々です。劇団や芸能プロダクションが主催するオーディションを受け所属俳優になるのが一般的ですが、街中でスカウトされたり、親類に有名俳優がいる縁でプロダクションに所属することもあります。また、大学時代の演劇サークルがそのままプロの劇団になったり、撮影現場のスタッフから俳優に転身した人などもいます。

いきなり主役でデビューする人もいれば、道の通行人などセリフのない端役からキャリアを積み上げる人など経験する役柄も様々です。宝塚歌劇団のように、全寮制の学校で演技を学んですべてを女性が演じるものや、家族単位の旅一座で俳優業を営むケースもあります。

全く訓練を受けずに俳優になる人もいますが、演劇や映像系の大学や専門学校、劇団の研究生、カルチャースクールなどで演技の基礎を学び、俳優を志す人が多いです。まずは、自分の演じたいジャンルを絞り込んで、その演技を鑑賞したり自分で真似てみることが大切です。その真似た演技を第三者に見てもらい、批評してもらうことも必要です。

最近では芸人やタレント、モデルなどが舞台や映画、テレビドラマで俳優業をすることも多く、俳優にはより個性的なキャラクターが求められている傾向もあります。

俳優を含め、いわゆるショービジネスで活躍するためには、ファンやスタッフへの気配りと感謝の気持ちが大切でしょう。自分の才能を最大限に活かしつつ、作品を世に送り出す者の一員として、演者である俳優は自分を律する気持ちと努力を続ける気概、良い作品づくりに精魂を傾けるプロとしての姿勢が常に問われる仕事といえるでしょう。

    POINT

    • 演劇や映画、テレビドラマなどで役を演じる
    • 演じるジャンルや俳優となる道すじ・手段は様々

    関連情報

    日本映画俳優協会 HP

    映画や映像で演技をする俳優で構成される協会。俳優以外でも、映画文化に寄与する協会の趣旨に賛同できれば入会できる

    オススメの1冊

    『俳優のノート――凄烈な役作りの記録』

    (山崎努著/文藝春秋)

    俳優の山崎努が、『リア王』主役の依頼を受けてから最終日までの役づくりの過程を綴った自伝的ドキュメント作品

    俳優のギャラは様々。端役で1日1万円の人もいれば、有名なベテラン俳優で1作品1,000万円超の場合も

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