12-32.ピアニスト

ピアノを演奏することで、人の心を動かす仕事

個性や特技を活かした仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • ピアノを弾くのが好きな人
  • ピアノを通じて人の心を動かしたい人
  • 向上心と情熱を持っている人

1.ピアニストの仕事とは?

ピアニストは、ピアノを演奏することで人に感動を与え、プロとして報酬をもらっている人のことです。

クラシックを得意とする場合はオーケストラの一員として、おもにコンサートホールを舞台として演奏活動を行います。また、演奏活動とは別に演奏をCDなどに収録して販売するケースも多いです。

ジャズやポップスなどを得意とする人はバンドを組むことが多く、おもにコンサートホールやライブハウスなどを舞台として活動しています。クラシック同様、CDを販売する人も多くいます。

ただし、そうした演奏活動だけで生活が成り立つピアニストは、ほんのひと握りです。そのため、コンサートなどでの演奏活動以外にも様々な仕事をしています。例えば、ホテルやバーのラウンジでの演奏や他の歌手のバックバンドとしての演奏、または歌手のレコーディング時の演奏を担当する場合もあります。オリジナルの曲が認められれば、作曲家として楽曲の制作依頼を受けることもあります。身近なところでは、ピアノ教室の先生をしている人もたくさんいます。

様々な活躍の場があるピアニストですが、その仕事の根本には、芸術性豊かな音を奏で、聴く人の心へ届け、心を動かすという目標があります。また、そうした音楽に親しむ機会を増やし、音楽を愛する人を増やしていくこともピアニストの仕事の1つといえるでしょう。

2.ピアニストの役割・資質とは?

ピアニストは、ただ譜面を追って音を出していればよいのではありません。譜面の奥に隠れている作曲家の感情を感じ取り、ピアノを通して表現できたとき、初めてピアニストの演奏は感動的なものとなります。まずは繊細で豊かな感受性を持っていることが重要です。

一方で、確かな演奏技術も必要です。ピアニストは、その技量を磨くために日々練習に明け暮れます。体調のすぐれない日も、気分が滅入ってうまく弾けない日もくじけずに努力し続ける根性と、常に上を目指し続ける向上心、そして情熱が必要不可欠です。

また、十分な体力も大切です。豊富な練習量を支えるためにも、演奏本番の緊張を乗り越えるためにも、心・技・体いずれの向上のためにもたゆまぬ努力を続けなくてはなりません。

3.ピアニストになるためには?

どのようなピアニストを目指すかにもよりますが、まずは音楽大学を目指すのが一般的です。ピアノの性質や演奏技術、音楽に関する専門的な知識を学ぶことで、演奏に磨きがかかり、深みが出るようになります。

海外の音楽大学を目指す場合は、留学先となる国の言語を日常会話ができる程度まで習得しておくことが重要です。入学や卒業など、年度の区切りが日本とは違う国も多いので、志望する際にはきちんと下調べもしておきましょう。

ピアニストは技術職ですから、日々の練習は必須です。そのうえで技量を試すコンクールやオーディションに積極的に挑戦しましょう。他人の演奏を見聞きする中で自分に足りない部分に気づく絶好の機会となるはずです。さらには、優秀な賞をもらうなどして、音楽事務所に認められて登録されれば、プロのピアニストへの道に大きく近づいていきます。

また、良き指導者や仲間を持つことも大切です。感動的な音楽は個人の力量のみによるものではないことを自覚しましょう。

POINT

  • ピアノの演奏を通して人の心を動かす
  • 豊かな感受性と練習し続ける根気・向上心が必要
  • 音楽大学を目指し、ピアニストになるのが一般的

関連情報

及川音楽事務所 HP

クラシック音楽を専門に、所属アーティストの活動を紹介。オーディションの案内も掲載されている

オススメの1冊

『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』

(トーマス=マーク・トム=マイルズ・ロバータ=ゲイリー著/春秋社)

痛みやコリを感じず快適に演奏する姿勢のコツを伝授

洋の東西を問わず、文人や偉人の名著を読んでおくことが、精神的な助けとなる

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