12-48.写真家

個性や特技を活かした仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 写真の撮影が好きな人
  • 瞬時の判断ができる人
  • 機材などのメカニックに詳しい人

1.写真家の仕事とは?

カメラで1つの瞬間(シーン)を撮影し、写真として残す仕事です。撮影する被写体は多岐にわたり、新聞や雑誌に掲載される事件などの瞬間を撮る報道写真家、スポーツ写真家、雑誌のグラビアや広告の写真を撮る写真家、建築物を撮る建築専門の写真家、水中の生き物の生態を撮る水中写真家など、専門分野が分かれている職業です。

例えば、報道写真家は、貴重な瞬間を撮影するために、被写体を求めて昼夜問わず張り込むこともあれば、紛争地帯など危険な場所に取材に行くこともあります。広告専門の写真家であれば、商品が美しく撮影できるような照明の技術(ライティング)や構図決め、レンズ選びなどが大切な仕事となります。

2.写真家の役割・資質とは?

専門分野ごとに被写体を写真に収める確かな撮影技術が必要です。被写体によって撮影技法は全く異なるので、得意とする分野でより深い撮影知識と技術を追求します。最近では、フィルム式カメラはほとんど使用されず、デジタルカメラでの撮影が主流のため、撮影したデータをパソコンに取り込み、色補正などを行います。

ただし、どんなに技術が発達しても、ファインダーの範囲で被写体を切り取ることは同じです。日頃からファインダーの範囲を意識しながらセンスを磨くことが重要です。

撮影の仕事では、依頼者の要望をくみ取り、その要望に近づけるように撮影することもあり、記者や編集者と協力しながら仕事をこなす場合には、特にコミュニケーション能力が必要な資質となります。

また撮影技術もさることながら、機材が万全でなければ仕事は成立しません。撮影を想定した準備が行える計画性と共に、日頃の機材のメンテナンスを怠らない、まめな性格も写真家に求められる要素といえるでしょう。

3.写真家になるためには?

写真家になるためには、写真系の専門学校や、大学の写真学科などを卒業後、写真スタジオでアシスタントとして働くなどして、新聞社・出版社・制作会社・写真館などに就職し、さらに技能を積んでいきます。また、独学で写真の技術を磨き、コンテストなどで評価されて写真家になる人や、一方で著名な写真家に弟子入りしてアシスタントとして働き技術を習得する道もあります。最近の写真技術のデジタル化を受けて、高度な撮影技術やパソコンを使った写真の加工技術といったことも習得しなければなりません。

まずは自分の撮りたい被写体を見つけ、工夫しながら撮り続けることが大切です。確かに撮影機材の進化やデジタル化により、技術的には素人とプロの写真家との距離が縮まっていることは事実です。しかし、撮り続けることにより磨かれる個性や被写体に対する姿勢などの差は、機材では埋められないものがあります。常にカメラを携帯して身体の一部のように使いこなす姿勢と日々の訓練が重要です。加えて、良い写真を撮影するために、心身の自己管理をするのも重要でしょう。

写真家の扱うジャンルは幅広く、それぞれに求められる要件も様々ですが、被写体に向かう1人の表現者として、写真家は写真を通じてそれを見る者に何かを伝えるというメッセージ性やテーマ性を持ち続けて活動しています。写真に対して、常に自分の追い求めるものに情熱を傾ける仕事といえるでしょう。

POINT

  • カメラで1つの瞬間を写真に収める
  • 確かな撮影技術が必要
  • 写真の加工などデジタル関連の知識も必要

関連情報

日本写真家協会 HP

肖像権の考え方や、写真展・セミナー・撮影会などの情報が掲載されている

オススメの1冊

『フォトグラファーの仕事』

(佐内正史・長島有里枝・蜷川実花・野口里佳・藤代冥砂著/平凡社)

5人の写真家たちが自らの体験や「写真」への問いかけを通して、フォトグラファーの「リアル」を語る

写真家によって年収もばらつきがある。日本の写真家の場合、200 ~600万円程度といわれている

個性や特技を活かした仕事がしたい一覧に戻る

PAGETOP