01-05.歯科衛生士

人の役に立つ仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 歯の健康に興味がある人
  • 手先が器用な人
  • 他人とのコミュニケーションが好きな人

1.歯科衛生士の仕事とは?

歯科医師の指示のもとで、歯の病気の予防処置と、診療の補助をします。

予防処置とは、歯や口内の病気を予防するために、フッ化物などの薬を塗ったり、歯 し 垢 こう (プラーク)や歯石などの口腔内の汚れを除去したりすることです。歯垢や歯石の除去には特殊な医療機器を用いるため、「機械的歯面清掃」と呼ばれます。歯科衛生士は、歯科予防処置の専門家として、歯科医院で、「フッ化物塗布」や「機械的歯面清掃」などの処置を患者に行います。また、歯の病気の予防では生活習慣の改善が大切です。そのため、歯の磨き方や食べ物の内容、食べ方・噛み方などの歯のセルフケアを指導することも歯科衛生士の重要な仕事です。

診療の補助では、診療に用いる器具の消毒・管理・診療中の医師への器具の受け渡し・歯の型をとるための材料の準備などを担当します。また、歯科医師の指示を受けて、治療の一部を担当することもあります。

2.歯科衛生士の役割・資質とは?

私たちが歯を失う原因の多くは、虫歯と歯周病です。虫歯と歯周病を予防することができれば、自分の歯を一生健康に保つことも可能です。歯科衛生士が行う歯垢や歯石の除去は「プラークコントロール」と呼ばれ、むし歯と歯周病を予防するうえで非常に重要視されています。

歯垢や歯石の除去では、歯科衛生士の能力によって歯面清掃後の歯の状態が大きく異なります。歯垢や歯石の除去は歯科衛生士の腕の見せ所です。

食生活の多様化した現代では、洋食や甘いものを食べる機会が増えました。また、食べる時間も不規則になっています。生活習慣の積み重ねが歯の病気につながるため、歯のセルフケアの指導はますます重要になっています。子どものうちに、規則的な食習慣と正しい歯の磨き方を身につけることが大切です。また、高齢者が増え続けている日本では、いくつになっても自分の歯で食べられるように、中高年に対しての歯のセルフケア指導をすることも重要です。

このように、歯科衛生士は、予防処置の技術を用いて歯垢や歯石を除去し、さらに歯のセルフケアの指導を通じて、人々の歯の病気を予防するという役割を担っています。

歯垢や歯石の除去では、口内で器具を用いるため、手先の器用さが必要です。また、歯科医院には子どもから高齢者まで様々な人が訪れます。抜歯などの痛みを伴う治療もあります。患者の不安を和らげるように、上手にコミュニケーションをとることも重要です。

3.歯科衛生士になるためには?

歯科衛生士は国家資格です。国家試験に合格する必要があります

歯科衛生士養成専門学校か短大に設置されている専門の学科を卒業すると受験資格を得られます。現在は専門学校・短大いずれも3年制以上です。養成校では、講義に加えて、予防処置・診療補助・保健指導の臨床実習があり、歯科衛生士として必要な知識や技術の基礎を学びます。国家試験の合格率 は90 %以上と高いため、学校でしっかり勉強しておけば合格 の可能性は高いでしょう。

資格取得後は、ほとんどの歯科衛生士が歯科医院に就職します。その他、保健所や老人保健施設などで働く歯科衛生士もいます。

歯科衛生士のほとんどが女性です。国家資格で需要もあるため、結婚・出産後の再就職も比較的容易でしょう

POINT

  • 歯科医院で予防処置と診療補 助を行う
  • 歯科衛生士養成の専門学校ま たは短大に進学する
  • 国家資格が必要

関連情報

日本歯科衛生士会 HP

歯科衛生士の仕事・先輩の声・養成学 校一覧などを掲載している

合格率:96.2%(第22回・2013年)

オススメの1冊

『花の歯科衛生士――チョ~イケテル』

(小原啓子著/医歯薬出版)

歯科衛生士の仕事内容やその面白さを イラストで紹介。歯科衛生士を目指す人 に向けた先輩からのアドバイスもある

小規模の歯科医院では、歯科衛生士 は時給制のパートタイムで働いて いることが多い

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