01-90.司法書士

人の役に立つ仕事がしたい

こんな人に
オススメ!
  • 法律の仕事に携わりたい人
  • 日々学ぶ努力を惜しまない人
  • 独立開業をしたい人

1.司法書士の仕事とは?

法律に関する手続や書類作成・相談業務などが司法書士の仕事です。おもに不動産登記・商業登記・企業法務の業務を担当します。

不動産登記とは、ある土地や建物の所有者を公的に記録することです。不動産登記がなされなければ、どの土地や建物を誰が所有しているのかがわからなくなり、土地や建物の所有権に関するトラブルや犯罪が発生しやすくなります。そのため、新たな土地・建物を所有するときは、不動産登記を行い、その土地・建物の所有者としての公的な証明を得ることになっています。この登記の手続・書類作成を司法書士が担当します。

一方、商業登記とは、会社の公的な記録を作成することです。会社は、その経営者や経営目的および内容を公的に記録しておくことが法律(商業登記法)で定められています。会社を設立したとき、会社の事業内容などに変更があったとき、会社が解散して清算を行うときなどに、司法書士が商業登記の書類を作成して法務省法務局に申請します。

企業法務とは、企業経営に関連する法律に関して経営者にアドバイスをすることです。特に、自社内に法務部などの法律関係の専門部署を持たない中小企業に対して、取引上のトラブルが発生したとき・株式公開をするとき・企業買収や合併が発生したときなどに、法律の専門家としてアドバイスをし、法的な文書の作成・整備などを行います。

この他にも、トラブルを抱えた人が裁判所に訴えや申立てをするときの書類の作成や訴訟手続を行う裁判業務も司法書士の仕事です。裁判所での弁論・調停・和解のための交渉・手続なども担当します。

2.司法書士の役割・資質とは?

法律の専門家である司法書士の役割は、法律の力で人々の暮らしを守ったり、トラブルを解決することです。

例えば不動産登記の業務は、土地や建物の所有権を公的に証明し、トラブルを未然に防ぐための仕事といえます。また、司法書士が担当する裁判業務も、法律の専門家としてトラブルに巻き込まれた当事者を支援する仕事です。

法律は社会の秩序を守るためにあります。法律に従うことで余計なトラブルを防ぐことができ、トラブルが発生したときも法律を適用することで被害を小さく抑えることができます。しかし、私たちは複雑な法律の世界を熟知しているわけではありません。そこで、司法書士が法律の専門家となって社会の秩序を守っているのです。

3.司法書士になるためには?

司法書士は国家資格です。国家試験に合格して資格を取得する必要があります。合格率は約2~3%弱と超難関です。

司法書士を目指す人の多くは、大学に通いながら資格の専門学校などにも通って資格試験の勉強に励みます。大学は法学部に進学して法律について学んでおくと有利です。高校生のうちは社会科に力を入れ、法律と私たちの暮らしとの関わりに興味を持ちましょう。

国家試験合格後は、日本司法書士会連合会に登録して研修を受け、司法書士事務所に就職して働きます。司法書士の多くは、司法書士事務所で経験を積み、独立して自分の事務所の開業を目指します。

住宅の購入や自動車事故、また中小企業の会社経営など、扱う分野の多くは地域住民の日常生活に大変身近であるといえます。独立して成功するためには、顧客から信頼される人柄と、顧客を開拓する営業センスも重要です。

POINT

  • 法律の専門家として社会の秩 序を守る
  • 大学では法律の知識を学ぶ
  • 国家試験に合格する

関連情報

日本司法書士会連合会 HP

司法書士の使命や専門分野・司法書士 国家試験の概要・先輩からのメッセー ジなどのコンテンツが充実している

合格率:2.9%(2012年度)

オススメの1冊

『私にもできた! 司法書士合格・開業』

(渡邊亜紀子著/自由国民社)

大学在学中に司法書士国家試験に合格 し、24歳で独立開業した著者が、司法 書士の受験と仕事を紹介している

近年の法改正で、140万円以下の 債務に関する交渉などが司法書士 でもできるようになった

人の役に立つ仕事がしたい一覧に戻る

PAGETOP