漫画家
出版・文筆に関する仕事
- こんな人に
オススメ! -
- 漫画が好きな人
- 漫画の題材を探す好奇心がある人
- 作品を描き続ける持続力がある人
1.漫画家の仕事とは?
少年漫画・少女漫画・学習漫画などの様々な漫画を創作する仕事です。その仕事は大きく分けてストーリー制作(ネームづくり)と作画に分けられます。全工程を1人で行う漫画家もいれば、分業する漫画家もいます。
漫画家として雑誌にデビューするのは狭き門です。また、人気がないとすぐ連載を打ち切られる厳しい世界でもあります。一方で、人気漫画家になると、連載本数が増えることや単行本がベストセラーになることだけでなく、作品のキャラクターを他のコンテンツに利用することで生じる使用料(版権)など大きな価値を生み出します。
2.漫画家の役割・資質とは?
漫画の制作は、基本的には1人でゼロから作品を作り出す地道な作業です。作品のクオリティに妥協せず、締め切りという時間と戦いながらの作業が続きます。物事に動じない精神力が必要です。
また、読者に喜んでもらえる作品でなければ意味がありません。作品の主題を発見する観察力・好奇心は必要不可欠な資質といえます。もちろん、作品を表現する画力やストーリーの展開力も磨き続ける必要があります。他の作品を読み、研究する好奇心と研究心が必要といえるでしょう。
漫画家は、脚本家・監督・カメラマンなども兼任するようなものなので、執筆には相当の労力が必要です。人気のある漫画家になると連載を複数抱えることになり、ハードなスケジュールをこなさなければいけません。それと並行して、新たな作品の題材の下調べや取材も行います。
人気漫画になると、スタッフでチームを組んで業務を進めることもあります。スケジュールを調整してくれる編集者との協力も必要です。
3.漫画家になるためには?


POINT
- 漫画雑誌主催の賞に入選することを目指し、作品を描き続ける
- デビューから売れっ子になるまで常に狭き門が待ち構える
- 最近は海外でも漫画の人気が高まっている
関連情報
●日本漫画家協会 HP
漫画の普及や制作環境の向上を目指して組織した団体。日本が誇るコンテンツとして海外との交流も担う
オススメの1冊
『マンガの道――私はなぜマンガ家になったのか』
(ロッキング・オン)
人気漫画家11人が、創作やデビュー当時の苦労を語るインタビュー集
人気漫画家の中には、アニメ化やキャラクターの使用料などで年間10 億円の収入を得る人もいる